2014年11月30日日曜日

独りよがり

ミツバチさんに刺されました・・・
右まぶた。

全て私が悪いです。

とても温厚なみつばちさん達、わたしが巣箱のあたりをウロウロしてても、触ってもお構いなしでした。
けれど、近頃なんだか怒っているようです。
みると巣箱の下にミツバチの死骸が数匹。
秋になるとスズメバチが襲うと聞いていたのでそれか?

と師匠にお伺いを立てた私は師匠作のスズメバチ侵入禁止の柵を取付けるべく巣箱に・・・
気が立っているミツバチを無視して何の防護もせず作業をしようとした所襲撃に遭いました。
あたたっ。


家に帰って鏡を見ると眉毛と目の間に針がささっていました。
ミツバチは刺すと死んでしまいます。
確かに針には身が少しついていました・・・


ごめんなさい

私が勝手な事をしたせいでしょう

私はよかれと思って作業をしようとしましたが相手にとっては自分の身体の何十倍、何百倍の敵が巣箱を襲いに来たと思った事。


自分がよかれと思っても相手にもそれが伝わらなければ、ただの脅威にしかなりません。
腫れてしわの無くなった右顔をなでながら人との付き合いも同じだな〜と考えています

いろんな事から学ばせてもらっています


先日みた御岳山 御岳山も迷惑かけようと思って噴火した訳じゃないですよね







2014年11月29日土曜日

初挑戦

干し柿を作りました

でも柿は生にしろ、干してもそんなに好きではありません・・・
というのか、柿自身はまずい訳ではないと思うのですが、成る時期が悪いと思っています。

だって、柿の実る時期は既に肌寒くしかし、暖房を入れるほどではない時。
柿を食べると身体が冷えるのですからどうしたって手が遠のきます。

でも柿を干すあの風景が秋の農村っぽさが出てとても好きです

我が家でも渋柿がなるのですが毎年干し柿を・・・と思っているうちに季節が移ってしまっていました。

ところが今年は前回でもご紹介した高齢者施設の仕事でそこを訪れると軒先に干し柿。
このあたりでは紐の先端に2個つなげて干します


まだまだ、敷地にたくさん成っていたので分けてもらいました
高い場所の取り方を教えてもらいました 生活の知恵
早速我が家でも教えてもらった通りに作りました
一気に町屋から農村の風景に・・・



わくわく

あ〜私は家の中でこういった作業をする事が大好きです
台所と庭。

大切な場所です


2014年11月9日日曜日

山、里山、雑木林・・・  庭?

現在計画中の庭の一つに高齢者施設の中庭があります
来年5月に10周年を迎えるにあたり中庭を整備したいとのご依頼でした

中庭と言っても分譲住宅なら何軒も立つ広さです
その高齢者施設は山の中にある地域密着型の施設で、私が最初に伺った日もその土地の地主さんがデイサービスに来ていた人たちと五平餅を楽しそうに焼いていました。




予算もあまり無いという事で私が提案したのは中庭作りを地域の人に手伝ってもらうことでした

何しろ山の中ですから多くの人が技術を持っている筈です
そして、地域の人に手伝ってもらえば施設がより身近になると考え提案しました。

そうしたら、私の想像以上に色々な人が善意で集まってくれています
それは施設の方たちが地域の人たちと今まで良い繋がりを持っていたということです

もう数回地域の方を含めた打ち合わせを行っていますが、毎回勉強させてもらっています

山の民の生活の知恵と言うのでしょうか?
長年生きて来た発言には重みがあります

前回初めて参加してくださった元山師のKさん
その大きな手はずっと仕事をしてきた事を感じさせてくれました。

私の計画図面をみて山野草の話になりました。
今の山にはオミナエシやキキョウが無くなってしまっている。
これらの植物は人々が山と関わって柴を刈ったり、薪の為に木を切って初めて存在できる植物なんだ。
人と一緒に生きて来た植物だ。






私は庭師さんと仕事をすることが圧倒的に多いのですが多くの庭師は植木は大事でもそれ以外の植物には興味がありません。平気で小さな植物を踏みつけ、ばんばん消毒をして虫を殺しています。。山で木を切り出す職業だった山師さんも当然そうだと思っていました。
でも彼は樹木も山野草も同じに見ていているのです。

山の人なら消毒大好きだろうとおもっていたら元山師のKさんも地主のKさんも消毒反対派でした。


そうか。私が作りたい空間は「庭」というよりは森や林に近いです。
植物も昆虫も野鳥も、そして人間も安らぐことが出来る空間。

うっかり今の山を見ていると山は杉やヒノキの植えられた暗い山をイメージしてしまいますが、本来の里山は明るい木漏れ日の差し込む空間だったのですよね。