GENIUS LOCI ブログ
2026年8月22日土曜日
植栽デザイン
2026年6月26日金曜日
庭、そして植物への想い
また更新が遅れました。
便りがないのは元気な証拠?
昨日からの台風と梅雨前線の影響で少し時間が取れました。
仕事をしている時に、このことブログに書こう。と思っても事務所に戻るとそんなことはすっかり忘れての日々です。
独立して28年。
最初の頃と気持ちが変化してきています。
始めた頃は机上で考えたことが現実になるということで大満足していました。
そしてそれらが成長していく姿を見てまた大満足でした。
| タイサンボクの花 |
しかしこの数年特に感じるのが植物との対話の楽しさです。
自分が作らせていただいた庭でも早いものは28年経過しています。
年に1回の庭もあれば数回伺う庭もあります。
年1回の剪定が一般的かもしれませんが、個人的には何2回が良いと思います。
2回全ての植物の手入れをするわけではなりません。
春〜夏に剪定した方が良い種類、秋〜冬に剪定した方が良い種類があります。
年2回入らせていただけると夏はこの種類、冬はこの種類と手入れを分けることが出来ます。
例えるなら年一回の剪定が冬の場合で、そのお宅にツツジ、アジサイ等があるとします。
ツツジ、アジサイはは8月には来年の花芽が形成されているので毎年12月に剪定に伺うと毎年花が咲かないということになります。
逆に毎年の剪定が夏の場合、落葉樹は夏に日影を作ってくれるのであまり切りたくないのですが切らないといけないと日影を減らしてしまいます。
年2回であればこれらの問題は解消します。
成長を見ながら手を入れていくのは楽しい。
季節も考えながら庭の植物たちがそれぞれ健やかに育つように成長の早い子はそのように、成長がゆっくりな子は成長しやすい環境を整える。
植物は誰でも植えることができます。
木を切ることだってできます。
ただ、知識なく植えた結果想像を遥かに超えたサイズになって困り....。
邪魔だからと切って更にボサボサになったり...。
誰でもできるけれど、私たちは植物のプロです。
そして植物を大切に思っています。
最初から無理な樹種は選びませんし、どのタイミングで、どこを切ると良いか考えて切っていきます。
その答えが出るのは半年後だったり数年後だったり...。
新しく剪定を依頼された場合最短で3年は良くなりません(お客様は喜んでくださっていますが自分から見た植物の様子です)
3年くらい経つとやっと植物は本来の姿に戻り始めます。
本来の姿とはその樹種が持って生まれた自然な樹形です。
その姿が現れてくると本当に嬉しい。
きっと植物も喜んでくれているんだなと勝手に思っています。
| 刈り込みだったマキの木を戻しています |
年に3回ほど手入れに伺っているお客様に杉浦さんに手を入れてもらうと植物が喜んでいるみたいです。と言われました。
遠慮するべきだったかもしれませんが、思わず、実は私もそう思っています!😄
と答えてしまいました。
植物との対話の時間をプレゼントしてくださるお客様全てに感謝の日々です。
2026年4月18日土曜日
酷暑日、植物は?
2026年3月9日月曜日
常緑樹 ツバキ 温暖化
先日の椿展を書いて椿について書きたくなりました。
椿は常緑樹です。
常緑樹は日向が好きというイメージがありませんか?
椿は野生に生えているツバキをヤブツバキと呼ぶように藪が好きです。
一日中太陽が当たる場所は苦手です。
それを間違えて植えると可哀想なことになります...。
ツバキは簡単に枯れることは無いのですが調子が崩れると10年経っても元に戻りません。
| 薮椿 好きです |
暖かい西日本はわかりませんが私の住んでいる岡崎市北部の山は落葉樹が多く生えており
大きく育った落葉樹の下に常緑樹は生えています。
夏の暑さは大きな落葉樹の下で過ごす常緑樹。
真冬の間は太陽を浴びています。
ツバキ、ソヨゴ、アセビ、ヒサカキ、アオキ、ツゲetc.どれも直射日光は苦手は種類です。
直射日光が好きなのはアカマツ、アラカシくらいでしょうか?
かといって落葉樹は直射日光が好きかと言えばもちろん種類によります。
私は山で植物観察して過ごすのが好きです。
元々山に生えている木を自分の敷地に植えたのが庭。
その植物たちが気持ちよく育つのは適した生育環境を提供する事。
私が植栽デザインする時はこれを一番重視します。
植物の生態を知り生かすことは植物はもちろんその庭で毎日過ごすお客様もストレスがありません。
しかし、この急激な温暖化。
ほんの10年前とは暑さが違ってきています。
山の木々はまだ大丈夫ですが庭木たちはより過酷な状況になって来ています。
住宅からのエアコンの風、駐車場、アスファルトの熱...。
夜温が下がらないのと夕立が減ったのが原因だと思います。
10年前なら植栽を完了して3年経ったら水やりはしなくて良いですよ、とお伝えしていましたがこの数年は自宅の20年経った庭木にも真夏の水やりは欠かせなくなってしまいました。
日本人は南向きの日当たりの良い敷地を好み庭は南に作られることが多いと思うのですが、都会では南向きではない方が過ごしやすいのでは?と思うこの頃です。
2026年3月3日火曜日
椿 ツバキ camellia そして京都
以前にも書いたのかもしれませんが、椿が好きです。
もちろん植物好きなので他にも色々好きな植物はありますが....。
3月1,2日と京都で友人の主催する花会が炭屋旅館にて開催されました。
花会のタイトルは「椿展」
1,15日は毎月植木の市場があり2月15日は確定申告絡みで行けなかったので1日も行けないと1ヶ月行けないことになってしまいます。
これは困るので2日に行く...?
そうすると仕事休まないと....。
でも「椿展」
みたいなあ。
と葛藤の末行くことに決めました。
どうもこの数年仕事を休みことに罪悪感をとても感じていたよう。
もちろん1日休むことによって仕事は1日遅れるのですが、仕事ばかりしているのではなく心に栄養も必要だと考えて!
| 我が家の椿 |
想像通り「椿展」は素晴らしく見応えたっぷりでした。
写真撮影は可でしたがSNS等には載せないで下さいとのことで自分一人でこれからじっくり見返します。
花会でいつも感じるのは、花人は生けたときに最も美しくなると思う枝を切ると思います。
庭師は美しいと思う樹形にならない枝を切ることしかできません。
| 私が生けた椿 |
コロナ前は京都でお茶を習っていたので毎月行っていたのですがお茶のお稽古もコロナでお休みになりそのままフェイドアウト。
京都から足が遠のいていました。
久しぶりに訪れた京都はやはり「THE 京都」でした。
悔しいけれど?普段は目にすることの出来ない「美」が至る所に存在します。
毎日日常的に「美」を見ていたら目も肥えるよなあ。
と改めて京都の底力を感じた一日でした。
| 双龍図 凄い迫力でした |

