庭で大事なことは完成後がスタートだということです
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イエローグアバ |
これはHPにも載せてありますが、庭は生きた植物たちによって作られています。
植えて、はい!おしまい。では良くなるはずがありません。
私たちだって、お風呂に入るし、散髪にも行きます。
植物だって、健やかに育っていくには当然手入れは必要です。
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オガタマも来年の花芽をつけています |
もちろん、最初に植える際にこの植物はどのような特性で、花期はいつ、最終樹形はこの形と考えて植えていくわけですが思った通りに育ってくれるわけではありません。
予想以上に(他の場所と比べて)成長が良いとか良くないとか、環境もそれぞれ違うし、同じ植物でも個体の特性は個々に違います。
それらをお互いに気持ち良くなって行けるよう手助けして行くのです。
世間でいう「剪定」です。
剪定というのは単に伸びた枝を切るのではありません。
手入れ前と手入れ後ではどこを切ったのかわからないけど、なんかスッキリしている。
剪定枝を見るとどっさり切ってあるのにどこを切ったのかわからないというのが理想ですね。
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ヤブコウジはそろそろ色づき始めました |
先日、手入れに伺ったS様邸。
私が好んで選ぶ高木はほとんどが落葉樹です。低木、下草類は常緑も使いますが。
理由は冬に落葉し、陽が入るし何より季節の移ろいを感じます。
冬に緑がないと寂しいと言われる方も見えますが、高木が落葉することにより地面に陽が当たりクリスマスローズなどの夏に弱い植物には好環境です。
そして、高木が落葉すると、野鳥たちが遊びに来てくれます。
こちらのS様は野鳥がたくさん遊びに来ることを楽しみにしてくださっています。
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シュウメイギク 秋の澄んだ空気にはこの色が映えます |
S様邸では落ち葉も残し、なるべく自然に近い環境を目指しています。
その結果、庭に植えたコナラ、サルスベリ、モミジ、アラカシ、シロヤマブキ、ヤブデマリ、シマトネリコ(これは子供が多すぎて困りますが)の子供は当然のこと一人生えしています。
そして、野鳥の贈り物がそこかしこに生えて来ています。
先日確認したところでは、イスノキ、クス、マユミ、クチナシ、センリョウ、マンリョウ…
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パイナップルセージは毎年元気 |
人間が植えたのでは不可能な場所から育っています。
ただ、これらをそのまま放置してはただのジャングルです。
そうならないように柔らかで、優しい空気を感じてもらえるように手を加えて行くのが「手入れ」です。
早速、手入れをしていると野鳥たちが遊びに来始めていました。