2016年9月23日金曜日

木フェンス、アルミフェンス


隣地との境は生垣が好きですが道路に面していない箇所は生垣はお勧めできません
敷地が広く生垣を自分たちの敷地内で剪定できるだけ植える場所を控えれば別ですが、今はそのような広い土地も少なくなり、そんな場所は木フェンスが好きです。



雨が多いとキノコが良く出ます



(余談ですが、自分たちで小さな木を買ってきて植えたりする場合、なぜ多くの人は家から離れた敷地ギリギリに植えたがるのでしょうか???大抵年数が経つと大きくなって敷地から木がはみ出して切っては伸び、切っては伸びを繰り返している気がするのですが)

基本的に人工的なものが好きではない私。
アルミフェンスの良さはメンテナンスフリー

これが大きなポイントとなってアルミフェンスがいい!と言われる方が多いです。
もちろん、隣地との境界がわかるように簡単な形状のアルミフェンスなら私もふんふんなるほどです。

岡崎城でキノコの山発見


しかし、目隠しを目的としたフェンスとなると話は別です。
目隠しをするとなると敷地の高さにもよりますが少なくとも1.5m以上は必要です。
そして目隠しになるくらいしっかりアルミがないといけない。
それは何を意味するか?

値段が高い。
値段は高くてもメンテナンスフリーがいいという方がそこかしこに増えている気がします
(私は自分でこのタイプのアルミフェンスを施工したことはありませんが)

でも、本当にそうでしょうか?
目隠しということは自分たちの目には窓を覗けばアルミフェンスが常に見えるのです。
今はアルミでも木調のフェンスも出ていますが、そうするとまた値段が上がる…

そして一番私が嫌だなと思うことはアルミは人工物なので確かに10年経っても壊れません。
けれど、見た目の劣化はします。
古い住宅のアルミフェンスを見れば一目瞭然。
汚いなあと思ってしまう私です。
笠木に板金をするのは必要です(一番雨が当たる場所なので)

人工物と天然素材との違いは経年変化によって際立つとおもいます。
人工物はできた時は一番綺麗でどんどん劣化していきます。
それに対して、天然素材は時間が経って味わいが出てきます。

木フェンスに関しては確かに定期的なメンテナンスが必要になります。
でも施工時の金額を考えるなら木フェンスのがずっと安価です。
塗り直しを頼めばお金はかかりますが自分たちで塗りなおせば、木フェンスのが値打ちで雰囲気は優しい。


10年経ってもこの状態

施工して10年になる木フェンス。
丁寧にメンテナンスを続けられて(基本2年に一回塗り直しています)今でも新品同様です。
正確に言えば、木が日焼けして塗り直していくので色には深みが出てきました。

考え方で、どちらが正解はないとわかっていますが、私は柔らかい木フェンスがいいなぁ。






2016年9月7日水曜日

自然が師匠

9月4.5日で、長野県木曽郡上松町に行って来ました。
昨年も行った、上松町のお祭りを見るためです。

若い時はお祭りなんて興味無かったと思うのですが、地方で受けつがれているお祭りはとても惹かれます。
日本を離れたことがあるせいでしょうか?
ずっと受けつがれて来た日本の伝統文化を大切に感じます。
多分、同じ事を感じてくれだろうと勝手に決めて甥も同行。

お祭りと赤沢美林が今回の目的でした。

昨年、恋に落ちた赤沢美林。
天気予報では、2日間雨。
でも、なんだか降らない気がしていました。




赤沢美林に着いて車から降りたら、空気が全然違う。
涼しいのは当たり前なのですが、空気が透明。
美しい空気。
もちろん、クーラーなんて入れず窓を開けて走って来たのにコレは何?と思うほど空気が違う。

この環境で伊勢神宮の御神木は育つのですね。

私の想像通り、甥は赤沢美林をとても気に入ってくれました。



その後町に戻り、お祭りへ。
昨年は神様が神社から出られるのを見て帰ったので、今年は神様が神社に戻られるのを待ちました。

夜、7時半から始まり11時半に戻られます。
普通に歩けば10分位の距離です。

あー!魂が騒ぐ!
私も担ぎたい。太鼓叩きたい。
しかし、女人禁制。






女の皮被っているけど、心はおじさん(力だってデスクワークの男子よりある)と叫びたいのですが、叫んだところで無駄な事は分かってるいます…

次の日は、2年前の御嶽山噴火で出来た自然湖へ

川がせき止められ、水没して枯れた木々


………。
美しい。


昨日今日で見た景色。

私はこの空気を僅かでも感じて貰える庭を作りたい。
 例え行った事がなくても、優しく、柔らかく、澄んだ空気。


倒木に新しい命が

肩の力がふうっと抜ける空間。

お手本です。