2022年8月8日月曜日

庭を作る

 大雨で全壊した前事務所は庭がありませんでした。

なのでそこに住んでいた30代のころは50歳になったら仕事を減らし山奥に移住して自分の庭をつくりたいと考えていました。(そのために始めた貯金が現事務所の頭金になりました....)

今私は54歳。

仕事を減らす気持ちは毛頭なく忙しい日々に感謝感謝の毎日です。

今では山に引っ越す気持ちはありません。

私は自分のための庭を山ではなく岡崎市の町中で手に入れました。

現事務所には駐車場を兼ねた前庭、細長い敷地なので灯りとりも兼ねた中庭、そして長い北の主庭があります。

白蓮 玄関で咲いてくれます



そのせいもあるかとは思いますが仕事を続けて来てしみじみ思うのは、仕事が楽しい!!!

確かに夏は暑さで死にそうなのに紫外線も遮らないと皮膚がかゆくなる、腰痛だってある、冬の地下足袋はしもやけになるほど足は冷える.....

それでも楽しいのです。

私は庭が欲しいと思いながら、でも具体的な思いが明確でない人たちの気持ちを読み取りその思いを実現するためのお手伝いをさせて頂き、その方々の喜ぶ顔が心から楽しみ。

↑これは私のHPのコンセプトにも書いてあることなのですが喜んでもらえることが本当に嬉しい!と気が付いて来ました。

庭を引き渡し、お客様からの庭の様子(調子が良い、悪いどちらでも気にしてくださっているのがわかり嬉しいです)を伺ったりしてまたまた嬉しいのです。

引き渡した時の笑顔、手入れに伺った時の笑顔。

嬉しくて楽しくて。


庭を通して繋がった方たちの笑顔が見たくて仕事してるのかもと思うようになりました。

私と仕事した方ならご存知だと思いますが私は植物が大好きです。

そして恐らくご依頼くださる方よりは植物についてくわしいと思っています。

私が皆さんに喜んでもらえることはこの「植物が好き」を通してかなぁと思うのです。

すごくすごくすごーく小さな社会貢献的な.....。

3年振りに岡崎の花火


庭の持ち主もそこに暮らす植物、生き物たちも幸せな空間。

そんなお手伝いができるのが嬉しく楽しい。

そんな機会を与えてくださる方たちに恵まれ、こんな好きなことが仕事である私は幸せ者です。