2012年8月23日木曜日

蜂と蚊

仕事をしていると蜂に良く出会います

大抵の人は蜂を見ると目くじらを立てて駆除しようとしたり、ぎゃーっと逃げたり・・・
スズメバチなどは好戦的なので何もしなくても向かってくる事がありますが(特にこれからの季節)他のクマバチはもちろん、ミツバチでもアシナガバチでもこちらが巣を偶然さわったり、何か相手の嫌がる事をしない限り襲ってくる事はありません。

クマバチのオスなどは針さえ無いそうです
クマバチはハナバチとも言われるようにとても温厚で蜜がお好きな様子。

じっと観察していると一生懸命蜜を採取している姿はお尻がぷっくりして「クマのプーさん」に出てくる蜂だな〜としみじみ可愛い。


ミツバチだって我が家の蓮の花びらの中で「こんなに蜜がいっぱい」ってな様子で転がらんばかりに蜜を集めている姿も愛らしい。

アシナガバチはさすがに姿は可愛らしくも愛らしくもない様な気がしますが、それでも真夏の暑い時期に一生懸命幹の樹液を集めたりしているのをみると頑張って働いているな〜と感心します。

もちろん仕事柄、何度も蜂には刺されていますが、全て自分が気づかずうっかり蜂を怒らせてしまった結果です。

そんなに気になりません。

しかし、蚊は別。
彼らは私が何もしなくても「やった〜御馳走見っけ」と襲ってきます・・・・
長袖、長ズボンでもわずかに肌が出ていればそこをめがけ、ひどい時には服の上からでも容赦ありません。

蜂を見ても「ふ〜ん」という感じの私ですが、蚊の「ぷ〜〜ん」という羽音が聞こえたり、姿を目撃すると冗談無しに寒気がします。

蚊には非常に好かれる私。

以前から考えている事なのですが、私にとっては痛みで死ぬより、痒くて死ぬ方が辛いと思います。
痛いと哀しくなりますが、痒いと腹が立ってきます・・・
(あと、寒いと哀しいけど、暑いと腹が立ちます。哀しい感情の方がしっくりきます。皆さんどうですか??)

夏はよく我が家は蚊が多くて、どうしたら良いですか?とよく聞かれます。
はっきり言って蚊はどこでも多いです
そして彼らはしつこい。(蚊は脳みそがほとんどないので何も考えずにしつこく襲ってくるとNHKラジオの夏休み子供科学相談で教えてくれました 納得)

やっぱり蚊には「蚊取り線香」
玄関前に鎮座 同じものを3個は色々な場所に置いてあります


蚊よけのハーブとかキャンドルとかありますが、こんなに蚊を恐れている私の経験から言って蚊には「蚊取り線香」


蚊取りに虫除けスプレー。
夏の心の友。

仕事用にも同じデザインを持ち歩いています
また別の時にお話ししたいのですがA様邸に作ったコンポスト作業中


蚊取り線香が一番効きますが、火をつけた最初は煙が周りに漂っていないので虫除けで体を守る。
虫除けの効力が弱くなる頃には蚊取りの煙が私を守ってくれます。

夏って全然好きじゃない
暑いし、蚊は出るし、仕事の効率も下がる・・・
でも、好きじゃない夏があるから秋が嬉しいのですよね。

我が家でもツクツクボウシが鳴き出しました。
少しづつ秋は近づいています

今日は処暑。
「暑さが収まるころ」 のはずです













2012年8月14日火曜日

直して使う

私をご存知の人やブログを読んで下さっている方はご存知だと思いますが、私は好きなものとそうでないものがはっきりしています
流行とかではなく自分が好きかどうか。
気に入ったものは何年でも大切に使ったり着たりしています。

夏といえば日傘。
UVカット何%とか晴雨兼用とか色々出ていますが、日傘に関しては見た目の美しさを重要視している私です。

雨では使えない繊細なレース。
イメージは明治、大正の品の良い女性がさっと持つ様な・・・・


何年も前に解体されるお宅から持ってきた日傘が2本ありました

既に持ち手は直っています オリジナルは持ち手も繊細だったのですが、それは諦めます

どちらもかなりの年代物でした
黒いレースは色褪せてきていますが、傘も小さくとても上品。
気に入って使っていました。



もう1本は生地が絹で、古くなり既に穴が・・・
淡いピンクの絹の日傘、どんな人が持っていたのでしょう?
持ち手や柄の作りが繊細で美しいので使えずともずっと持っていました。



愛用していた黒の日傘、車のドアに挟んで持ち手がポキン・・・・
自分の大雑把さを悔やんでも後の祭り・・・

何とか使いたいと考えていたら、思い出しました
昔ながらの「洋傘の天野」さん
「傘とレインコート」と看板に書いてあり、信号待ちの時に気になっていたお店です

お盆休みでやっと時間が取れたので2本を持っていってみました。

すすっと見事な職人技で取っ手を取り替えてくれました
傘が貴重品だった時代を感じました

昔ながらの店内で、PCでテレビを・・・



絹の日傘も気に入った布地を持ってくれば直してくれるとの事。

市内には他にもささっと鼻緒をすげ替えてくれる下駄屋さんもあり、やはり古い下駄などを直してもらっています。
昔が残る良い街に住んでいるなと、とても幸せな気持ちになりました。




さて、どんな生地を持って行こうかしら









2012年8月12日日曜日

London olympics を見て思う事

オリンピック、見ていますか?

私は見ているというほど見ていないのですが、(夜はいつも通り寝ているので)今までのオリンピックの中では一番感動しています。

それはメダルを取るとかではなく、選手のモチベーションやその精神に感動しています。
それこそ世界で何番かという戦いをしている選手なので肉体的に優れているのはもちろんですが、ものすごい努力をしているはずです。

その選手達、競技後のインタビューでは「周りに支えられた」「皆さんのおかげです」と言います。
確かに周りの支えがなければ続けられないと思います。
でも、周りはその選手の人並みならぬ努力や前向きな姿勢に感銘してサポートしているのですよね。


それなのに決して自分が頑張ったからだととはいいません。
謙虚で、心が大きい。
アイルランドの一番の名所モハーの断崖

オリンピックは4年に一度きり。
4年に一度の目標に向かい続け集中し、向上しようとするその精神力の強さと意志の強さ。

個人的に自分との戦いで結果が出る競技が好きで、相手と対戦し勝つという競技はあまり興味は無かったのですが(他者と戦う事が苦手なのです)、今回じっくり見ていて思いました。
結局あのくらいのレベルになれば水泳だろうがレスリングだろうが、最終的には自分を信じる精神力の強さが大事なんだと・・・・

アイルランドで見つけた海藻


その強さに畏怖の念を抱きます。

私もそんな広く大きく、強く、そしておおらかな心が欲しいなぁとオリンピックを観戦しながら思っています。