(新しく作った場合は数年は特にする事がないのでその年からということはそんなにありません)
リフォームの場合はそれ以前にも樹木が植わっているのでそれらの管理をということです。
木を切るのは誰が切っても同じと思う方も見えるかもしれませんが、全然違います。
おおざっぱに言えば和風の剪定は現在の形を維持したいので、結構切りました!という感じになるのに対して、私の好きなゆる〜い庭はどこを切ったのかしら?というのが理想です。
大抵の場合、切り詰めている剪定が多いのでそれを変えていく必要があります。
残念ながら、今まで良い手入れしてきたな〜という庭はほとんどありません・・・
そりゃあ、良い手入れだったら私にリフォームなど頼まずにその管理をしてくれている人に頼みますよね。
そして私は実は松の手入れが結構好きです。
一芽づつ枝をみて葉をむしり形を整えていく。時間のかかる手仕事です。
ハサミだけで手入れをしてあると早いのですが、やはり全然美しくありません。
HPにも載せさせて頂いている岡崎市Sさま邸にも玄関に立派な松があります。
管理も依頼してくださり、初松手入れをしたらお褒めの言葉をいただき非常にうれしく思っております。
リフォームを依頼してくださる方は庭が好きで、けれど今の現状には満足していない方達です。
とりあえず、切っておいたから!という手入れより、やはり美しくなると喜んでいただけます。
となが〜い前置きをおいて、年末に初手入れに伺ったI様邸。
松が5本!あり、それ以外にも軒並み樹木があります。
昨年春に家の建て直しに合わせてリフォームをさせて頂いたお宅です。
庭をつくっている時に管理もお願いと言われていました。
今までの庭師さんは早さと安さが売り?の方だったらしく、かかった日数を聞くとどうみても、自分が手入れしたらその日数ではできない・・・
奥様は植物がとても好きな方です。
早い安いは大事だけど、それ以上に綺麗な手入れを望まれていました。
同じ日数では無理だと思いますよと前置きしての手入れ。
びっくりしました。
こんないい加減な仕事見た事無い・・・・
その無惨な切り方を見ながら、新しく剪定しながらずっと感じました。
この人は(前の庭師さん)樹木に対する愛がない
愛がない
木が可哀想。
こんな切りかたしていれば早いわね・・・。
でも、本当に木が可哀想。
あまりにもひどいのでお客様にも愛がないです。
と言ってしまったほど・・・・
今まで先人の仕事で「愛がない」なんて感じた事はありませんでした。
剪定はやはり今までの人よりだいぶかかってしまいました。
剪定はそのままかかった時間です。安くしようがありません。
金額が高いからもう来年はいいですといわれても仕方ないと思っていましたが、
これからもお願いしますと言ってくださいました。
ものすごく嬉しかった
樹木達もきっと喜んでくれていると思います
あ〜やっぱり愛がなくちゃね
おしゃ楽さんのぐりとぐら |