2020年9月3日木曜日

歴史認識?

 私は一人でいることに孤独を感じません。

(今までの人生でですよ)

というか、一人でいるのが好き。

孤独を感じるどころか自由を感じます。

一人で自宅に居ても音楽もかけず、テレビもほとんどみない。



外的には無音の世界です。

そういったメディアをかけないと自然の音が聞こえてきます。

いくら暑さが続いていてもお盆過ぎれば夜には虫達の音が変わったのが分かります。


生活していても家の中のこと、料理、(出来合いのものはほとんど食べないし、料理は大好き),庭のこと、自分の妄想?で色々忙しい。



とは言ってもかすみを食べてる訳ではないので雨の日以外は仕事に出かけます。


仕事でお客様と話すのは楽しい。

お互いに庭と言う接点があるから。

特に好きなのは私より年配の方々とのお話。

その人たちの人生を聞いてると私の知らない世界が広がります。

若い子がダメとは言わないけど、私より若い子の話しは今の生活の新しい事であんまり興味が湧きません…

それより、この瞬間同じ場所にいる人が話してくれる私の知らない過去の話しを聞くほうが断然面白い。

過去が明日を作る。

今があるのは昨日があるから。

現在を紐解くには昨日を知らないと。

自分はさておき、隣家が諸事情で一人暮らしになったのを寂しくない?大丈夫?と思っているおかしな自分がいます。


自分の事考えれば、心配ないのにね。

(でも、それを自ら選んだ人間と選んでないのにそうなってしまった人とは違いがあるかと)










2020年8月27日木曜日

ガーデンプラン

 庭に関わるのが私の仕事です

どちらも一人生えのヤツデと高砂百合。色と形の美しさ


プランを考える

施工する

管理をする


どれもワクワクするし楽しい。

どれもつながっています。


プランを考えるときは大体5年後くらいの様子を想像(妄想)しています。

太陽の出方や建物との位置関係、家からの眺め、植物の日光に対する強さ等々、色々なことを考えてプランを作ります。

当然使用する植物が5年後にどのような形で成長しているか最終型がどの様になるか把握していないといけません。(最初は寂しいくらいでないと後々困ります)

このときにはものすごく真剣にありとあらゆる可能性を頭に浮かべるのですごく集中しています。

このときに酷使するのは脳みそ。




しかし実際に工事に入るときはその時に考えていたことはほとんど忘れています...

ある程度図面通り進めていくとその時考えたことを少しずつ思い出して来ます。

おかしな言い方ですがそこに自分は居て作業しているのですが、その前に考えた私の指示によって動いている感覚です。(デザイナーが他にいる感じとでも言えばよいでしょうか)

ですが私はプランを考えた時の自分を信頼しているのです。

時に図面をみてなぜこの木を?と思いながら作業していると「あ〜。そうそう、このためにここには必要だったのね」と心のなかで変に感心してみたり(自画自賛ですみません)


図面を確認しながら、そして現場で作業しながら確認していく。

建築と違い庭は自分が常に現場にいないと絶対にイメージ通りにはなりません。

何しろ生き物相手の作業だし、植える木を自分で選んでも植える向きによって同じ木でも違う印象になります。

もちろんプランは絶対完璧!ということはないので変更することもあります。

その変更でもその場に居ないと出来ません。

なので暑さでヘロヘロになりながらも現場に立つのです。

(今年ついに空調服を導入しました。カッコ悪いのでバカにしていましたが夏の必需品!になりました。でも暑いのは暑いですが)

暑くて心(身体も)が折れそうになっても思い描いたイメージが形になっていくのは本当に楽しい。

先日手入れに伺ったお客様の睡蓮


とはいっても完成したときはまだ妄想は完成してないなのです。


次は管理について書きたいと思っています。









2020年8月23日日曜日

今年は行けない…のか 愛しのアイルランド

 この数年毎年9月にアイルランドに石積みのワークショップ(実際はフェステバルと呼んでいます)に行っていました。

でも今年はコロナでフェステバルは中止です。

昨年の石積み


そして、実際現在ではアイルランドに日本人は入国出来ないし、行けたとしても日本に戻って来たら2週間の隔離。

行けないですよね。



物凄く寂しい。


やりたいこと、会いたい人、行きたい場所…

そしてあのアイルランドの澄んだ空気を吸い込みたい




この空の蒼さ

虹はほぼ毎日何回もでます





アイルランド行きは私の年間計画にしっかり入っているのですが、こればっかりはどうしようもないです。

人生には何が起こるのかわからないとは常に思っていますが…

空が広い

コロナと付き合っていく時代がしっかり整ったらすぐに行きたい。

せっせとJALカードでマイルをためてるのに使える日はいつになるのやら....

2020年7月26日日曜日

自分の庭

言うまでもなく、私は植物が好きです。
お客様の庭を作るのはすごく楽しい。
好みを伺い、そこの環境にあった提案をし、喜んでいただけたときは本当にこの仕事をしていて良かった!!!と思える瞬間です

梅雨の晴れ間に 雨でほぼ一ヶ月遅れ


そして、自分の庭もすごく大切です。
この庭は純粋に自分だけの特別な空間。



庭にはハグロトンボがたくさん
庭は玄関部分と中庭、そしてメインの北の庭と3箇所に別れています。
嬉しいことに我が家の窓はどこから見ても緑が見えます。


お風呂からの中庭 左手前が台所 向かいが居間です


玄関部分は外から見えるので外用の?顔をある程度していますが中庭と北の庭は本当に全くの自分の好みです。

椿が好きなので椿が8種類くらいはいます
モミジも好きなのでモミジはそれぞれ3箇所に。
気温や日の当たり方が違うので紅葉も毎年同じではなく順番に楽しめます


前回のブログに乗せた美しいハスは玄関に住んでいます。

でも、好みと言ってもそこの環境にあった植物を選んでいます。
その場所で植物が気持ちよく暮らしていけるのが人間にとってもストレスが無いのです。
うまく育たなくて心配するよりすくすく育つのをニコニコ見ている方が良いですから。

中庭はほとんど直射日光が当たらないので日陰が好きな植物。
そんなに広くないので大きくならない山野草たちが住んでいます。
ヤマアジサイ、エビネ、シダ、ギボウシerc...
これらの植物も違う品種をいくつか。
(っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっvf特に好きな植物は色々な品種を集めてしまいます)
北の庭は本当にこれが庭?というくらい自然に任せているので可憐な山野草は植えられません。
北と言っても南北に長いので半分くらいは日当たり良好。
実ものが多く植わっています。
前にも書いたかもしれませんが、食べられるもの 北の庭

ウメ
ブドウ
アンズ
ブラックベリー
フキ
ミョウガ
コゴミ
レモン
デコポン
晩白柚
日向夏
クラブアップル





北の庭 写っていない後ろ側に柑橘類がいます


本当に今年の梅雨は雨がよく降るので家の中からずっと庭を眺めて至福のときを過ごしています。



....仕事は全然進みませんけど





2020年7月12日日曜日

蓮が咲きました




数日前から今日?今日?と毎朝チェックしていた蓮が咲きました。
蓮の花は早朝咲きだしてお昼前には閉じてしまい咲いている期間は3日くらいです。




なのでうっかりしていたらきれいな瞬間が見られないのです。
そしてやはり一番美しいのは咲き出し初日。



この純白。
清らかでなんとも言えず美しい。
大好きです。



基本、ハスは毎年植え替えしないといけないのですが、忙しくて植え替えできなかった今年。

どうかな、どうかなと心配しながら見ていました。
咲くとしても例年他の家より遅い我が家のハス。
蕾が上がってきたときは感謝!




なんとなく世間ではハスより睡蓮のが人気があるようなのですが、私は断然ハス派です。



花だけでなく葉も大好き。
(それますが、私は蓮の葉茶も大好きです。かすかな甘味があります)
睡蓮の葉は艶々して色も濃く個人的には魅力を感じません。





例えるなら、常緑樹の葉と落葉樹の葉くらい違います。
(分かりづらい?)

水面から葉も花もすっと伸びる姿も美しい。


椿は例外ですが花はやっぱり白が好きです。




 蕾が固いときから毎朝写真を撮り、咲き出して撮り、咲き終わるまで撮る....

種が出来てくればまた撮る。


蓮のストーカーのようです


2020年7月1日水曜日

レジ袋有料化

今年の梅雨は例年より雨がきちんと降ってくれますね。
雨の日、現場は休み。
雨が降れば基本偏頭痛なので家から一歩も出ません(出られない)
でも、今朝牛乳が少なくなったので近くのコンビニまででかけました。
牛乳以外に何かいるもあったっけ?と店内をウロウロしていてあ、今日からレジ袋有料だと気が付きました。

普段はエコバック持ち歩いているのですが、そのときは財布だけポケットに入れてきただけ。
まあ、必要なものはコンビニでなくてもと思い牛乳だけ買いました。

店員さんが袋いりますか?と聞いてきたのでいらないです。
と手に持って家路に。


あ〜、牛乳手で持って歩いているとなんだかヨーロッパにいる気持ちが蘇る。
今まではコンビニで牛乳1本買っただけで気がつくとレジ袋に入れてくれてた。
(あ〜、これだけで袋入れてくれなくてもいいのに今更いりませんと言うのもなんかいいづらい...聞いてくれればいらないって言えるのにと何度思ったことか)

ヨーロッパではレジ袋ないのが基本。
手で持てる量なら袋に入れずに手で抱えて帰る人も多い。

先日スーパーに休憩の飲み物を買いに行き、セルフレジをしたら袋を購入かマイバックが選んでくださいとの表示。

.....?
少量で手で持って帰るという選択肢はないの???
その時は500mlのペットボトル3本。
エコバック持っていたけどこれだけなら手で持って行けばいいと思っていました。

袋は有料化なのでそれなら必ずマイバックという考えにびっくり。
少量でも袋に絶対入れないといけないの?



やっぱり日本ってちょっと変わっているような気がします....




2020年5月9日土曜日

我が名は髭白爵

髭ちゃんが私に捕獲されたのは2019年11月22日。
以前からたまに道で出会っていました。

捕獲後数日
私は外で猫に会うと挨拶するのですが、この髭ちゃんあるときに「こんにちは」と声かけたら「にゃ」と返事としながら去っていきました。
野良猫くんが返事をしてくれたことなんてほとんどないのでびっくりしました。
なんて可愛い。捕獲したいが我が家にはもうすぐ19歳になる気難しい墨ちゃんがいるから無理だなぁと思ったのです。


墨ちゃんは去年の夏くらいから少しずつ老衰が進行。
自分自身が延命治療はいないと決めているので治るなら治療しますが老衰には寄り添うしかありませんでした。
そして墨は11月9日に静かに旅立ちました。


一人が好きな茶々でさえ髭ちゃんのことは大丈夫


そのあと、動物病院で働く姪から飼育放棄された猫を飼う気はないかと連絡がありました。19日のことです。
もしも次に飼うならあの白黒の子?と思ってたけど、19年も一緒にいた墨ちゃんがいなくなって心に穴が空いていた私。
姪も気遣って声掛けしてくれたのかも....これも縁?とりあえず、家に帰って他の猫に聞いてみるねと答えました。

家に帰るとな、なんと例の白黒の猫が玄関で待っていました!
今まで一度も玄関にいたことはありません。(もちろん挨拶のみで餌をあげたことは一度もないのに)

これは偶然とは思えませんでした。
私は捕獲を決めました。

数日後には捕獲成功。
2週間の隔離、健康チェック、去勢手術も完了。


そして飼育放棄された子も引き取り....
以前はトムくん、今は藍ちゃんとなりました
もうこれ以上は無理ですが猫の2匹以上は結構同じかも...

けれど、髭ちゃんを迎え入れたことは本当に大正解でした。
今まで飼った猫なのでダントツ性格が良いのです。

みんな髭ちゃんのことが好きで髭ちゃんもみんなが好き。
それ以外の猫たちはそれぞれ好き嫌いがあったりして...
髭ちゃんがいなかったら今の平和な猫社会は存在しない気がします。


最初、私が野良猫を捕獲して外に出さない家猫したと聞いて自由がなくなって可哀想といった人もいました。

でも、髭ちゃんは家での生活をいたく気に入りもう全然外に出る気がありません。
私が猫草をとりに外に出ても窓から出るつもりはなく窓の外へは足も出しません。



去勢手術すぐは顔がデカかった



顔も縮みすっかりお坊ちゃま風 でも手足は太い...

ありがとうね髭ちゃん!我が家を選んでくれて