2020年8月27日木曜日

ガーデンプラン

 庭に関わるのが私の仕事です

どちらも一人生えのヤツデと高砂百合。色と形の美しさ


プランを考える

施工する

管理をする


どれもワクワクするし楽しい。

どれもつながっています。


プランを考えるときは大体5年後くらいの様子を想像(妄想)しています。

太陽の出方や建物との位置関係、家からの眺め、植物の日光に対する強さ等々、色々なことを考えてプランを作ります。

当然使用する植物が5年後にどのような形で成長しているか最終型がどの様になるか把握していないといけません。(最初は寂しいくらいでないと後々困ります)

このときにはものすごく真剣にありとあらゆる可能性を頭に浮かべるのですごく集中しています。

このときに酷使するのは脳みそ。




しかし実際に工事に入るときはその時に考えていたことはほとんど忘れています...

ある程度図面通り進めていくとその時考えたことを少しずつ思い出して来ます。

おかしな言い方ですがそこに自分は居て作業しているのですが、その前に考えた私の指示によって動いている感覚です。(デザイナーが他にいる感じとでも言えばよいでしょうか)

ですが私はプランを考えた時の自分を信頼しているのです。

時に図面をみてなぜこの木を?と思いながら作業していると「あ〜。そうそう、このためにここには必要だったのね」と心のなかで変に感心してみたり(自画自賛ですみません)


図面を確認しながら、そして現場で作業しながら確認していく。

建築と違い庭は自分が常に現場にいないと絶対にイメージ通りにはなりません。

何しろ生き物相手の作業だし、植える木を自分で選んでも植える向きによって同じ木でも違う印象になります。

もちろんプランは絶対完璧!ということはないので変更することもあります。

その変更でもその場に居ないと出来ません。

なので暑さでヘロヘロになりながらも現場に立つのです。

(今年ついに空調服を導入しました。カッコ悪いのでバカにしていましたが夏の必需品!になりました。でも暑いのは暑いですが)

暑くて心(身体も)が折れそうになっても思い描いたイメージが形になっていくのは本当に楽しい。

先日手入れに伺ったお客様の睡蓮


とはいっても完成したときはまだ妄想は完成してないなのです。


次は管理について書きたいと思っています。









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