新しく管理を任されたとあるクリニックさま。
これだけはやってほしいということ以外はお任せしますとのことでした
新しく建てた場所ではなく、以前は他の人の持ち物だった建物と庭。
こういった場合は植物は最初から植わっているものなので元々植物好きじゃないと愛着が湧きにくいのです。
今までは気にしていない場所でも、庭があってよかったと思ってもらえるように頑張りますね!といつものように図々しい発言をした私でした。
先日初めて伺いました。
どうやら食べられる実ものがお好きだったようで、柿が5,6種類、柑橘類も何種類も植わっています。
以前も書いた気がしますが、剪定をみれば前任者がどのような気持ち(植物や仕事に対する想い)で手入れをしていたかはすぐわかります。
可哀想に全く愛を感じられませんでした。
植物を生き物として扱ってない。
かわいそうな木々たち....
これからは良くなるように手入れしていくからね。
と挨拶しながらの手入れ。
柿も豊作で収穫していると、この柿はどうやらとても美味しいらしく鳥さんが食べている様子。
今までは地面から収穫できる範囲だけスタッフの方が食べていたとのことでした。
脚立を使って収穫すれば全部取れるのですが、今まで楽しみにしていた鳥さんたちがあれれ?と思うのは可哀想だと少しだけ収穫せずに残してきました。
一緒に仕事をしてくれた子には「なんであそこだけ柿残したの?」と聞かれました。
「鳥さん用にね」と答えた私。
クリニックがお休みのときに伺うので先方にはお会いしていません。
今日、嬉しい返信をいただきました。
柿、おいしいかったですよね。
鳥用に木に実を少し残してらっしゃるのを見たときに
杉浦さんにお願いして良かったと思いました。
すべての生き物と共存し、お互いにその恩恵を受けあって
成り立っていく。
鳥の糞が肥料となりまた柿が育つ。
鳥が来ることで虫を食べて退治してくれる。
素敵な庭になることを期待しています。
柿を残して置いた意図を汲んでくださる方たちで本当に良かった
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