今日、出汁用の昆布を切っていてふと京都の昆布屋さんの言葉を思い出しました。
北海道で買ってきた昆布で出汁をとっても全然美味しくなかったわ〜と言われるけど、そんなん美味しくなくて当たり前や。
昆布は熟成させて美味しくなるんや。
昆布は腐らへん。
時間がたったもんほどええ出汁がでるんや。
そうよね〜と思いつつ別の声が降ってきました。
西尾のお茶屋さんにお茶を買いに行った時に言われた言葉。
新茶より秋まで熟成させたお茶の方が旨味があるんですよ。
……。
ボジョレーヌーボーでもあれだけ騒ぐのは日本人だけとか?
ぬか漬けも最初より慣れてきた方が美味しいなあ。
煮物だって炊いた直後より、しばらく置いた方が味がしみて美味しいわ…
なんでも時間をおいた方がいいのかしら??と思いました。
ふと、前述のお茶屋さんで私が質問したことを思い出しました。
それじゃあ、今日お茶をもらっていって家に置いておけば美味しくなるんですか?
との質問にやっぱりうち(お茶屋さん)に置いておいてここで熟成させた方が美味しいと思いますよ。
何でもかんでも、時間が経てば美味しくなるわけではないということですよね。
普通に考えれば、ボジョレーヌーボーを自宅に何年も置いておけば美味しくなるわけではないことくらいわかります。
ぬか漬けだって毎日手入れして徐々に美味しくなって行きます。
置いておくだけでは腐敗して行くだけです。
時間プラス手を入れて初めて美味しくなって行く。
なんかこれって人間も庭も一緒のような気がしました。
若いことだけが良いことではもちろんありません。
でも単純に年を取ったからって良いわけではありません。
日々の過ごし方で、その良し悪しが変わってくるのでしょうか?
昆布を切っていただけですが、なんだか?考えてしまった瞬間でした
0 件のコメント:
コメントを投稿