2011年2月8日火曜日

ドイツより友人が来ています

2年続けてドイツでお世話になった日本庭園と盆栽を愛し、またそれを職業としているアレクサンダーが日本に来ています。

滞在期間は1月29日より2月16日。
本人曰く今回の滞在は短い。

29日に関空まで迎えにいき、民宿ジニアスに4泊して2月2日に京都に送り届けました。
今頃ニヤニヤしながら庭園巡りをしているはずです。

ディープな三河の生活や庭を満喫したと思うのですが、何しろこのアレクサンダー日本は6回目というのに日本語がほとんどわかりません。
英語がネイティブ並みに話せるのが逆に良くないのかも。
というわけで三河滞在中は通訳に忙しく写真を撮る余裕がありませんでした。


いくらなんでも写真をと思い、京都での一枚。


アレクサンダーはドイツで日本庭園をつくったり、つくろうとしています。
そのことの気候的な難しさやドイツ人の植物に対する考え方の違いなどを話し合いながら自分のことも考えさせられました。

日本で完全なイングリッシュガーデンをつくることは不可能だと思います。それは例え北海道や信州であっても・・・。
簡単にいってしまえば風土が違います。
風土というのは単に気候だけをさす訳ではありません。
そこに住まう人も含まれます。


それと同じで海外で日本庭園をつくることは不可能です。
海外で日本庭園なるものを訪れると感じる違和感。
いくら有名な日本人庭師がつくったからといっても違和感は必ずあります。

石庭なら別ですが庭は生きている植物が主体なので維持管理が必要です。

イギリスの庭は春から夏にかけては本当に美しいです。
しかも、日本と比べれば何もしていないくらいの労力で維持できます。


けれど長い冬の間は見事に跡形も無くなってしまう庭です。
私はこの何もない季節の庭好きですけど、多分多くの日本人はあの姿をみたらとてもがっかりするでしょう。
それが半年間続くのです。
三河ならば真冬でも一年草の花、常緑樹の緑、早咲きのワビスケ椿などの花木だって楽しめます。

過去の氷河期で植物のバラエティーがとても少ないヨーロッパ。
日本は本当に植物の種類に恵まれた国だと思います。

日本は昔から海外から色々な物を取り入れ自分たちの生活に合わせて上手く変化させてきました。
それを日本の良さと理解し、新しい日本の庭をつくっていきたいと再確認しました。

お土産に持って来てくれたドイツの雑誌 私って有名人??

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