2011年12月23日金曜日

お腹も心も 満足いたしました

京都にご飯を食べにいってきました。
12月は物凄く忙しいので、3時まで仕事をして6時に待ち合わせのお店へ。
9時半には新幹線に乗り岡崎へ戻ってきました。

そんなに慌ただしいならやめれば良い?
いえいえ、話を遡る事3年。
京都の友人Tさんと私はアメリカはワシントン州ワラワラへ行きました。

そのときに泊めてくれたのKeiko Haraさん。
とても濃いワラワラを堪能させて頂きました。

原さんのスタジオ

詳しく知りませんが、たまたま彼女が同志社大学の仕事で数ヶ月間京都に滞在していました。

年末にはアメリカに戻るということでTさんから食事を御馳走しようと思うので一緒にどう?とのお誘いがありました。

私がお稽古で毎月京都に来ているのを知っていてのお誘いでした。
場所はTさんがこのごろ気に入っているというお店ですが、何でも席が6席しかなく中々予約が厳しいとの事。

案の定、私がお稽古で京都にいく日は予約が取れず、19日に決定。
前日に名前の確認をして、インターネットで調べるととても評判のお店です。

予算的に決して安くないのですが(自腹で最高額でした)、これなら期待できるとワクワク。

結果は、予想以上。
心地よい空間で、あの食事と気持ちの良い接待。

普段なら、ふぐが出た!なんてレベルの私ですが、こっぺ蟹、ズワイガニ、ふぐ、アワビetc.などそうそうたるメンバー勢揃いです。
果たして利益はあるのかしらと思ってしまうほど。
こんなお店が岡崎にあればなぁと思いますが、私にはそうそう行ける金額ではないので京都でいっか・・・

なじみのお店なら写真もとれますが初めてのお店で写真を写す勇気は私にはありませんので画像はこれだけ。


また若い方がやっていますが、独立する前から器も気に入ったものを時間をかけて揃えていたのがわかります。

お店の名前は「竹屋町 三多」


唯一残念な事は飲み過ぎて目が覚めたら新横浜!なんて事ににならないように少しだけしか飲酒できなかった事です・・・

2011年12月16日金曜日

自然と暮らす 山で暮らす

旧足助町に行ってきました。


現在工房と自宅を自分で建てている「EARTH TO EARTH」の小嶋さんのところへ行くため。


小嶋さんとは二人ともDay OfficeさんにHPを管理してもらっていることでお知り合いになりました。
とはいってももう何年も会っていませんでしたが、自宅周辺の庭?土地部分の相談をうけ遊びがてら伺いました。

場所は思ったより街から近いのですが、何しろ山を切り崩した土地の為法面が・・・
造成した際に法面に種子吹き付けがされたようですが、急なため少しづつ崩れて来ています。


小嶋夫妻が考えていたのは、グランドカバーを植えるか、もう一度種子吹き付けをするべきか・・・

山の中といっても奥に見える雑木林は他の人の土地で小嶋家部分に大きな樹木はありません。

法面をどうしたら良いか?
簡単です。
裏山からドングリを拾って来てそれらを埋めて雑木林を復元すれば良いのです。

そしてコナラやクヌギが大きくなったら伐採して薪にすれば常に樹木は更新されナラ枯れの心配も無くなります。
法面と設置予定の薪ストーブの薪確保も心配していた小嶋家には一石二鳥。
まさに山の暮らしです。


そして個人的な意見ですがこんな素敵な日本の里山には色とりどりの植物を植えるより、周りとの調和がとれた元々その辺に生えている種類が似合うと思います。
これは私の屋号である「GENIUS LOCI」の本質です。



この提案を気に入ってくれた小嶋さん。
早速裏山に入って息子のTくんとドングリ拾いです。
(裏山の持ち主に許可は頂いておりますのでご安心を)





最初はご機嫌斜めだったTくんもすぐにご機嫌に。
斜面を走りまわっていました。

ドングリも拾いましたが、小さな苗木もたくさん掘り上げて移植しました。
山を切り崩した部分は土も栄養がありません。
腐葉土も裏山から採取して土に混ぜながら植えていきます。


この斜面が森になるのがいつになるのかわかりません。



森の中の工房になる予定


けれども、このように暮らしながら大きくなっていくことができるTくんは心がとても豊かな人間に育ってくれるような気がしませんか?

2011年12月4日日曜日

日々の生活

ドキドキわくわくより、毎日をゆったりと暮らしたいと思っています。

そして、毎日の日常のわずかな移り変わりを楽しんでいきたい。
今の季節、あの木が色づいてくるなとか伊賀川の水が減ったな(夏は水門が閉まり水が増えているのです)鴨たちが来るな、なんて本当に平凡な毎日です。


なので、ああ、きれいとかうれしいと思って、ブログにでも書こうか思うと、はて、これは去年書いた事だと思い出し、なんて私はいつも同じ事で感動しているのだろうとあきれます。



けれども、そんな毎日見ている場所だと気がつく事があります。
今年は紅葉が遅いとか色がきれいじゃないとか些細な事ですが、よくわかります。

紅葉も綺麗なのは3日間くらいです。
そして本当に美しいのはわずか一日。


毎日じっくり観察していると今日が「その日」だとわかります。

このあたりでは紅葉で有名な香嵐渓があります。
晩秋の週末となれば道が大渋滞。
交通情報でも案内されています。

そんな渋滞の中行かなくても近場に心が洗われる様な清らかで美しい紅葉の場所あると思うのですが・・・

2011年11月30日水曜日

冬野菜登場

目標は4つなのです・・・

何が?
ブログの月の投稿。

中々できません・・・
日々の仕事に追われてる?書く事がない?ただ、ものぐさ?

理由はさておき、今月も今日で終わります。
なんとか3つは・・・

ということで?私の好きな野菜が届きました。


仕事を終えて帰ってみると白菜、ネギ、ホウレンソウ、大根、聖護院大根、カブ、水菜、里芋と美味しそうな方達が待っていました。

持って来てくれたのは父。
先週くらいから白菜がとか水菜がとか言われていたのですが、取りにいく時間が取れませんでした。

野菜は大好きですが美味しい野菜じゃなきゃダメです。
そしておいしいのはは採りたてです。

スーパーで売っている様な畑から収穫されて何日も経った野菜は美味しくないのです。
美味しい野菜好きな私は父から野菜をもらい、知人友人からも野菜があると喜んで頂きます。
こんなに食べるの?というくらい野菜はたくさん食べています。

野菜サラダみたいな料理はほとんど自宅では食べないので、煮込んだり、漬け物にすると少量になっちゃうんですよね。


新鮮なうちにとカブは漬け物に、聖護院大根は下茹で、ホウレンソウは、と調理を始めました。
下茹で中 鳥そぼろと薄味で炊く予定
ネギは畑に仮植えして、白菜は新聞紙に巻いて・・・
今からまだする事がたくさんあります。




面取りした部分を干して切り干しに・・・
あまりにもたくさんの大根をもらった場合は丸ごと切り干しを作ります

2011年11月11日金曜日

来客

来客がありました。
我が家の元持ち主のKさんご夫妻と娘さん。

奥様が山形で育てた食用菊を持って来てくださいました
今までも書いていますが、私の住んでいるのは古家です。

旧事務所は岡崎市の豪雨によって全壊しました。
急遽安い賃貸一件家を探しましたが、予算は月3万円。
簡単に見つかるはずは無いと思っていました。

ところが偶然近くで売りに出た住宅があると不動産屋さんから連絡が。
Kさんはずっと前に市内の別の場所に引っ越し、人に貸していたそうですが、今度は売りたいとの事でした。

金額は相場の半額近く。
理由は壊れそうな古家がついているのでこれを壊す代金を分を引いたのと敷地が細長く使い勝手が悪い土地だからとの事でした。

見せてもらった私は一目で気に入りました。
理由は外から見えない主庭が広い、中庭もある。
家は今までも人が住んでいたのですから、そのままでも住めるし、家の広さが私が欲しいと思っていた大きさぴったりでした。

不都合な部分はもちろんありましたが、直せば済むことです。
何しろ立て直す財力はありませんから・・・。

Kさんはこんなぼろぼろの家に本当に住むの?
と聞かれましたし、不動産屋さんもこの土地は杉浦さん以外は欲しがらない条件の悪い土地ですよと言われました。

けれど、この古家は私の家になりました。

家には昔の家具などが残っており、Kさんが「処分します」というのを自分が気に入ったものは残してもらっての引き渡しでした。

直したら、Kさんに見てもらいたいと思っていましたが、風の噂でKさん山形県に移住してしまったとのこと。
残念だと思っていたら、3年ぶりにそのKさんから電話が入りました。
岡崎市内の住宅は娘さんが住み、いま岡崎に戻ってきているということでした。

娘さんが私の家の前を偶然通ったらものすごく変わっているので、家の中がどう変わったかみたいとの事でした。

当日は、我が家は撮影大会の様相。

変わった部分と変わらない部分。
ご好意で残してもらい今も現役の家具達。

とても喜んでもらいました。
私もとても嬉しかったです。

ある意味では前持ち主のKさんたちに一番見てもらいかった私です。

教えてもらった通りにホウレンソウとのおひたし
庭の柿も、早いうちは渋いのですが、完熟すると渋が抜けます。

Kさんに甘くなった柿を食べてもらいました。
「知らなかった」とほおばるKさん。
柿も喜んでいるはずです。

住み継ぐ家と庭。
良くないですか?

2011年11月10日木曜日

槙の実

マキの実です。
お皿?はアオギリの葉。
赤い実は熟すと美味しいのです。
小学生の頃通学途中でつまんで食べたものです。


マキは果樹園の防風林とかに生け垣や、古いお屋敷に松のように仕立てて使われています。

個人的にも濃い常緑のラマンマキは生け垣として好んでいます。
成長の遅いラカンマキは時間をかけて美しい生け垣になります。
イギリスではイチイなどが生け垣に好まれますが、私の住むあたりではイチイの生け垣は暑くて無理なのです。

昔っぽいとか、「和」すぎるとか思われがちですが、「和」にも「洋」どちらにも似合う樹木です。





庭木としてもすぐれ、食べられるなんて優秀だとおもいませんか?
昔から見慣れた樹種も見方をかえれば想像以上に活躍してくれます

2011年10月22日土曜日

チーズ

私は買い物に行くのが好きではないし、正直あまり時間がありません。
よって、インターネットでのお買い物は大好きです。

地方に住んでいても美味しいものを届けてくれます。

チーズもその一つ。





定期的にフェルミエというチーズ専門店から購入しています。
教えてくれたのは「アモリーノ」さん。

実は若い頃の私は好き嫌いが多く食べられないものが多かったのです。
刺身、肉の脂身、ピザ、炭酸系の飲み物、クリームソースetc・・・

まあ、今でも肉の脂身や炭酸を好んで食べている訳ではないのですが、ピザとクリームソースは好んでいます。

それこそイギリスにいく前は加熱する前のチーズは食べられたけど、加熱した匂いがダメで、クリームソースのパスタなんて憎んでいるほどでした・・・・。

けれどイギリスに住んでピザやクリームソースの美味しさに気がついてしまいました。
何が違うのか?簡単です。
チーズが違うのですよね。


輸入品のチーズやワインは確かにそんなに安いものではないのですが、やっぱり美味しい。
毎日食べたい訳ではないのですが、食べたいと思った時にないのは悲しい。


邪道かもしれませんが送料無料分まで購入してすぐ食べられない分は冷凍しています。

2011年10月10日月曜日

三河の恵み

早朝、山にいきました。
先日手入れに伺ったお宅で、管理ができないので切って欲しいと言われた松。

もう何年も前からの知り合いで?とても可哀想で切り倒す気持ちにはなれませんでした。
という訳で私が引き取り、山の畑に植えることにしました。

トラックに乗っているのが瀕死の松さま


2年ほど手を入れて無かったのでひん死の状態です。
今までにも瀕死の樹木を山の畑に連れて来ていますが、環境がとても良いので皆さん元気に回復されています。


しかし、早秋の山は美しい。(年中美しいと思っているのですけどね)


朝もやの中、ジョロウグモの巣が至るところに・・・。
景色に見とれているとうっかり巣を壊してしまいそうになります。



朝露が蜘蛛の巣にかかり芸術品のようです。
お供のらっし〜くんもハイテンション


一つ一つ違い、見とれてしまいます。

なんて優雅に蜘蛛の巣鑑賞をしている時間はありません。

午後からは幡豆の港へ。
古家付きの土地を購入されたK様邸の工事が始まることになり、古家に残り捨てられる運命のものを救出しに・・・


この日は十三夜。
海の景色も美しい。


三河は山もあり海もあります。
良い所です。

2011年10月5日水曜日

庭と生け花

先日、生まれて初めて生け花体験をしました。
京都の友人西尾さんが先生でした。


彼女の職業が花人とは知っていましたし、それこそ誰でも知っている様な場所のお花を生けている人です。
けれど仕事を通じて知り合った訳ではないので、会っても話をしたり飲んだりという関係でした。
彼女と久々に会う時間が取れそうだったのですが、その日はカナダ人女性にお花の教室をしないといけないとの返事。

夏に引っ越しをした彼女。
他の友人から良い家だよと聞いていたのでとっても見たい。
一緒にお花の教室に参加させてもらいました。







西尾さんもよくお花を生けているとちょっと庭もいじってと言われるそうですが、同じ植物を扱う仕事といっても庭と生け花は本当に立場が違うと実感しました。

庭での植物の扱いは自分の我を出さずにその場に適した植物を選ぶ事から始まります。
植物が気持ち良く育っていく事を見守る仕事です。
私としては植物の立場に立って、いかに植物が気持ち良いか、考える。
作りたい風景は頭にありますが、自分の好きな植物だけ選んでも美しい庭にはなりません。
環境をみて、作りたい景色を総合し、その中から適任者を捜し出します。
どれだけ自分の我を無くす事が出来るかが、気持ちよく美しい庭になる重要なポイントだと考えています。

生き物相手なので、思った通りにはいきません。
けれど、それが楽しい。


もっと知れば違ってくるのかも知れませんが、生け花はどれだけその瞬間に私情を入れられるかだと思います。
我を出さなくてはいけません。
今なら自分の感じる秋の景色をわずかな時間にわずかな空間に表現する・・・・




そして、それを見た人に秋を感じさせられるかが、花人の腕にかかっています。
アーティストです。

変わって私の仕事はゆっくりのんびり時間の経過や季節の移ろいを受け入れて見守る。
アーティストではありません。

花は思った通りに生けられませんでした。
西尾さん曰く、「みんな思い通りにならないのが嫌で習いにくるみたいやで」
私の感想は、思い通りにならなくていいや・・我を出すのは疲れる・・・

2011年9月26日月曜日

鳥の巣

剪定作業中にはよく鳥の巣に出会います。


ほとんどの場合既に子育てを終えて空き家になっています。



教えてもらった訳ではないのに本当に美しく作られています。
ヒナが過ごす所は細かい枝。
その外側に大きい葉で受けを作り、一番外側は小枝で作られています。
どちらも庭の違う木にありましたが枝の使い方は同じです。
少し悲しいのはプラスチックが使われている事くらいでしょうか・・・

これは直径10cmほど。


残念ながら私にはこの巣を作った鳥の種類まではわかりません。
でも、嫌がる人も中には見えますが、自宅の庭で、こんなに美しい鳥の巣の中で、野鳥が孵っているってワクワクしませんか?

2011年9月16日金曜日

小さな秋

暑い暑いと思いながらも気がつけばもう9月も半ばです。

8月のあまりの暑さに仕事をずらした結果、今そのしわ寄せが来ています・・・・。
中秋の名月も車の中から鑑賞するくらいしか出来ませんでした。

でも、周りを見渡せば秋の気配が。


剪定作業で見つけました。
コナラのどんぐり。

コナラ大好きです
樹型も森を感じさせてくれるし、幹肌もごつごつして見ていて飽きません。
葉の形も美しい

そしてどんぐりも。


こちらはラッシーくんとの朝の散歩で見つけた彼岸花。
個人的には曼珠沙華という名前の方が好きですが、こちらはもうしばらくしたら咲き出します。
白花が珍しいといってよく話題になりますがやはりこの赤い色は秋の色です。

2011年8月29日月曜日

ナラ枯れ

昨日、打ち合わせで岐阜県本巣市へ行ってきました。

こちらのH様邸には既に何回か伺っております。
もちろん高速道路を使うのですが、一番最初は東名から名神ルートで行きました。
なんか効率悪いと思い、次は東名から名神、そして東海北陸道へ入っておりました。

・・・これも帰りに確実に東海北陸道から名神へ入るのに毎回渋滞です。
その上、東名と名神高速道路は常に車が多いし、運転していて景色が楽しくありません。

なので昨日は東海環状から東海北陸道のルートで行ってみました。
時間はどれもそんなに変わらないのですが、やはり東海環状は空いているし、山の中を走って行くので気分がいい。

・・・はずでしたが、気がついてしまいました。
山のカシ類が枯れている。
すごく目立つ。

今まではアカマツが枯れているのが気になって運転していましたが、今年はナラ枯れ病がすごく増えていました。

至る所に茶色く枯れたカシ達がいました・・・

ナラ枯れ病も私たちが活用してきた里山を放置した事により増大していると考えられています。
この病気はカビの一種が元なのですが、直径10cm以下の幼木では繁殖しにくい事がわかっています。
昔なら大木になる前に薪として切り戻されて常に若い木だった里山が放置され、大木化した事が大きな原因だとされています。


残念ながら高速道路を運転しながらなので、写真は撮れていません。
皆さんも、東海環状道路を走る機会があったら見てみてください。

自分には何が出来るのだろうと考えています。


と、暗い気持ちになるのですが、最後はH様邸の愛猫「るなちゃん」
気高いロシアンブルーですが、なかなかにおちゃめです

「可愛いって言って」ポーズ 常に人へ目線が・・・


2011年8月23日火曜日

糠床

かれこれ10年近く毎年糠床を作っています。

ブログ「米ぬか」でも書きましたが毎年新しい糠床を作っています。
けれど残念ながら今までは納得のいく味ではありませんでした。

今年は美味しい。
本当に大切に朝晩しっかり混ぜて可愛がっています。
糠床生きてるって実感しています。

あまりにも美味しいので記念にパチリ。

なすのぬか漬け大好き


お漬け物が無いと私は生きてゆけないほど好き。
漬け物嫌いの人がたまにいますが、私には信じられない。
きちんとした和食には美味しい漬け物。

外で食事をしても既製品でない漬け物が出るととてもうれしい。



野菜を保存するためにおそらくどこの国でも漬け物ってあるのではないでしょうか?
西洋のピクルス、中国のザーサイ、韓国のキムチ・・・・



これから寒くなってくると白菜をシンプルに塩と昆布で漬けたお漬け物が美味しいですが、こんなに美味しい糠床になっちゃうとこれからも大切にしたくなってきました。

2011年8月19日金曜日

身近な自然

世間の皆さんはお盆で近場や遠くへ出かけられた方が多いと思います。

もちろん私はどこへも出かけません。
この仕事をしていると誤解されそうですが、私はインドア派で家でぼんやりしている事が好きです。ドキドキ、わくわくよりのんびり、だらだら・・・



お盆など休みが続く時は必要となる食料を買い込み外出を避けるべく計画しているほど。
遠出とすればらっしーくんとの散歩で岡崎城くらい・・・



家でゴロゴロしながら庭を眺めて、ネコと一緒に室内から蝉やトカゲの観察。
思い出しては本を読んだり・・・
そのときに読んでいた本で知りました。

昔はあまり見なかったアオスジアゲハをこの頃はよくみるなと感じていたのですが、なんでもアオスジアゲハは暖かい気候を好むので地球温暖化に伴い数が増加しているとの事。
そういった理由かと納得。

また、私の生まれた岡崎市北部では小さい頃、蝉と言ったらアブラゼミでした。
クマゼミは見た事が無く、大人になってこのあたり(岡崎市の真ん中?あたり)で透き通る羽根のクマゼミを見た時はびっくりしたものです。

けれど、岡崎市北部でも近頃はクマゼミを見るようになって来ています。
これも温暖化の影響だろうと思います。

あ〜あ〜だめだよと汗をかきながらため息・・・


でも、そのラッシーくんとの散歩で嬉しい発見もありました。
なんと伊賀川(以前私が住んでいた堤防の川です)に鮎がいました。
小さいですがちゃんと鮎


教えてくれたのは同じ通りに住む床屋さん。
無類の川好き?で夏の間は毎朝、毎晩、伊賀川にいます。

川好き?魚好き?のツーショット


私たちが住んでいた頃川に下水垂れ流し!(これにより私は環境問題について考えるようになったのですが)だったのが家が無くなり、水質が向上したようです。

川も観察していると季節により色んな生き物がやってきます。

春になって水温が高くなると産卵の為に鯉が昇ってきます。
夏にはまた水深の深い所へ戻ります。

晩秋になるとマガモがやってきて、もうすぐ冬だなと感じます。

観察するのが好きな私。
中々退屈しません。










2011年8月14日日曜日

夏の庭

お盆休みです。
現場はお休み。

でも事務所仕事はたまっています・・・・
暑くて仕事ができないとは言えません。

よって朝早く仕事をして午後から待ったりする事にしました。
とは言っても基本朝4時には起床している私です。
通常でも朝、現場に出る前にメールチェックや図面などを済ませます。

普段はいくら早く起きていると言っても時間的、精神的に余裕はありませんが、今は現場に出る訳ではないので随分気持ちに余裕があります。

という訳で朝の北の庭を楽しんでいます。


今はカラスウリが甘い匂いとともに純白の花を咲かせています。
ニガウリとの葉の形や色のコントラストがきれい。


それでも5時過ぎには徐々に花はしおれていきます。



移植して2年目にしてザクロも実を付けました。



柿も今年は収穫できそう。
そんなに柿好きではないのに自宅になるかとおもうと愛おしい。


ブドウは黄金虫に葉を食べられて可哀想な状態に・・・
これどうやらデラウェアではないようですね


朝取りの調理用トマトはラタトュユになります。





柿、ザクロ、ブドウはここに引っ越して来た時から植わっていた植物です。
先に植わっていた植物は全て残しています。
ご近所の方たちに「柿の木があったよね」「ブドウがなってたよ」と言われていましたが、去年までは実が落ちたりして、まだ力がついていませんでした。

今年で3年目になるこの場所ですが、やっと私が持ち主だと庭が認めて来てくれたようです。

そうそう、前回のブログ「手入れ」の虫の答えです。
画像の真ん中あたりに「ナナフシ」がいます。




2011年8月10日水曜日

手入れ

自然とは何でしょうか?

日本は世界有数の森林国と言われています。
けれど,日本国内で人間の手の入っていない原生林はわずかです。

ほとんどの森林は生活の為に手を入れ丁寧に世話をしてきました。
特に森を守るという意識ではなく、生活の為に広葉樹を植え、伐採し、落ち葉を拾い暮らしてきました。

それが結果として人間を含め動植物の暮らしを豊かにしてきたのです。
私が作りたい庭も同じです。

先日、庭の管理を新しく依頼されました。
生き物をとても大切にされている方達です。
その庭はとても広く様々な樹木が植えられています。
一人ばえの樹木でさえとても大きく育っておりました。
今まで管理をしていた業者さんが体調を崩され一年あまり手つかずの状態だったそうです。
そのためどの樹木も居心地が悪そうでした。
カイヅカイブキは剪定後に古葉を落とさないと中が枯れ込んできます



庭も作った当初は手入れはほとんど必要ありません。
何故かと言えば樹木は移植によって切られた根を修復するのに力を使うからです。
けれども、3年を過ぎれば樹木は今まで以上に育ってきます。

なんたって、望まれて来た家ですからのびのび成長します。
ここで必要になるのが人間の手です。

自然風の庭なら剪定なんていらないんじゃない?と思うかもしれませんが、元々里山だって手入れをする事により美しく、且つ効率的に育ってきました。


思った以上にすくすく育つ植物もあれば、な、なんで??というような成長の植物もいます。

そこで、予定外に成長の早い植物を切り戻し、期待通りでない植物の成長を促す剪定を行います。
これはその場所に植えられた植物全てが、気持ちよく大きくなれるように必要な手入れです。

植えた時の状態を保つ為の剪定ではありません。
私の中では全ての生き物が気持ち良く行きていける様に散髪?をしていると思っています。

剪定枝は処分しますが、場所があれば堆肥にしたいものです。
落ち葉を拾い、ゴミとして処分し、お店で堆肥を買うのって変じゃないですか・・・
落ち葉、とりあえず所々に集めました。トカゲが集まってきました


A様庭、剪定をしていたらスズメたちがたくさん飛んで来ました。
日光が入るようになり、エサとなる昆虫がよく見えるようになったり、視界が開けて安心したのでしょう。
大小様々な大きさのトカゲたちもあちこちで活躍中です。

生まれて初めてトカゲがミミズを捕獲し食べている姿を目撃しました。

みんなのんびりしていました


そして、ここならいるだろうとビクビクチェックしたら、やはり見つけてしました。
手足の無いトカゲ・・・
ヘビです・・・

「・・・・・っぎゃ〜〜〜〜ヘビっっ〜〜〜〜」と普段はのろのろしている私が飛び上がりました。

可愛いトカゲと似ているけど手足がないじゃん!
唯一今のところフレンドリーになれない相手です。けれど克服したい。
何も私に危害を加える訳ではありません・・・。

ヘビを目撃したと報告したら、思った通りA様はうれしそう。


このように私の日常は生き物たちと一緒に過ぎていっています。
観察していると人間も昆虫も同じようにドキドキしたり、ゆっくりしたりして生活しているのがわかります。
何よりも驚くのは人間が昆虫を見ているように、昆虫も人間を観察しているのです。
この人は大丈夫と思えばのんびりしているし、危険と思えば逃げていきます。

この中に昆虫がいます わかりますか?




先日、半年限定コースで行ったガーデニング講座の感想で言われました。


「今までは、私は私の世界で生きて来て、虫は違う世界に生きていました。
でも、このガーデニング教室に参加して今は自分と昆虫は同じ世界に生きています。」

と言う感想を言われました。
心から嬉しかったです。

そう、庭にいると実感します。


みんな一緒だな。

2011年7月21日木曜日

暑いです。
毎日少しづつ溶けかかっています。


クーラーが無い生活をしているというと暑さに強いと思われそうですが、本当に夏は苦手です。



本当の所、夏の間中クーラーの中から一歩もでなくて良いのならクーラーの中で生活したいくらい暑いのはイヤです。
でもそんな事は不可能な私の仕事。
悲しい事に私の体は順応性が低いのです。
クーラーの効いた室内と外気温との温度差に体がついていきません・・・。

ストイック?
貧乏なだけ?
(クーラーって高いんですよね。びっくりしました)

でも事務所は本当に涼しい。風の抜ける家です。


毎日仕事から帰って来ては「あ〜なんて涼しいんだろう〜」と一人ごちる私です。


とはいっても昨年はまだ南に木が植わっていなかったので2階は熱風が入って来ていましたが、今年は一本のモミジのおかげで風が冷たくなりました。



こんなに一本の木で気温が変わるのか?!というくらいです。
このような事がわかるのもクーラーが無いおかげです。

日本で推進されているのは効率的にクーラーを効かせる為に高機密の家・・・
なんか変と思うのは私だけでしょうか・・・

一軒一軒クーラーを使えば、そりゃあ家の中は涼しい。
そのかわり、室外機の熱風がどんどん外に出されます。
それにより外気温は上がります。

・・・・・



それよりは一軒一軒の敷地を広くとり、住宅の周りに樹木を植えていく。
言うまでもなく植物は二酸化炭素を吸って酸素を排出します。
木が植わる事により空気はきれいになり、気温は下がります。
騒音も吸収してくれます。

そういった住宅が一軒だけでなく少しづつ建っていけばその辺りは涼しくなるのでは?
そしてそれが地区ではなく市、県というように広がっていけば日本はもう少し涼しくなって(地球温暖化対策になると思うのですが)暮らしやすくならないないでしょうか。

補助金出すのなら樹木を植えた家庭すればいいのに。
高機密住宅を作るよりトータルコストはかからないはずです。





な〜んてことを南面に植わったモミジからの涼を受けながら考えています。