2016年10月30日日曜日

美味しい

7月くらいから庭つくりをさせていただいているT様邸。
ちょくちょく現場を空けさせてもらっているので、まだまだ工事中です。


工事に入らせていただいた、最初の頃の7月。
休憩でスイカを出してくださいました。

私たちはむしゃむしゃ食べ、スイカのタネは口からぷ〜っでしょ!と庭に?(庭になる予定の空間に)ぷっぷっ〜とスイカのタネを飛ばしていました。

そして、お盆明けに伺うと私たちの飛ばしたタネが発芽していました


堆肥置き場予定地なので生ごみが入っておりぐんぐん成長

9月に入り花が咲き始めたのですが、結実はなかなかしませんでした。

無理かなと思っていたのですが、ある日奥様が夢でスイカが鈴なりになっている夢をみたと仰るので確認したら。なんとたくさん結実し、小さなスイカたちが鈴なりになっていたのです!



まだ産毛がついています





スイカがなっていると聞き探す子供達
ウリくらいの大きさ






そして待つこ約1ヶ月。
そろそろ、朝晩冷えて来たので収穫。

大きさは小玉スイカより大きいもののちょっと小ぶり。

でも、













想像以上に甘いとのご連絡がありました
来年も必ず!と張り切っておられます

次回伺った際に私もお裾分けいただく予定です





2016年10月28日金曜日

手入れ

庭で大事なことは完成後がスタートだということです

イエローグアバ 



これはHPにも載せてありますが、庭は生きた植物たちによって作られています。
植えて、はい!おしまい。では良くなるはずがありません。

私たちだって、お風呂に入るし、散髪にも行きます。
植物だって、健やかに育っていくには当然手入れは必要です。


オガタマも来年の花芽をつけています

もちろん、最初に植える際にこの植物はどのような特性で、花期はいつ、最終樹形はこの形と考えて植えていくわけですが思った通りに育ってくれるわけではありません。

予想以上に(他の場所と比べて)成長が良いとか良くないとか、環境もそれぞれ違うし、同じ植物でも個体の特性は個々に違います。

それらをお互いに気持ち良くなって行けるよう手助けして行くのです。

世間でいう「剪定」です。
剪定というのは単に伸びた枝を切るのではありません。

手入れ前と手入れ後ではどこを切ったのかわからないけど、なんかスッキリしている。
剪定枝を見るとどっさり切ってあるのにどこを切ったのかわからないというのが理想ですね。

ヤブコウジはそろそろ色づき始めました

先日、手入れに伺ったS様邸。
私が好んで選ぶ高木はほとんどが落葉樹です。低木、下草類は常緑も使いますが。
理由は冬に落葉し、陽が入るし何より季節の移ろいを感じます。
冬に緑がないと寂しいと言われる方も見えますが、高木が落葉することにより地面に陽が当たりクリスマスローズなどの夏に弱い植物には好環境です。
そして、高木が落葉すると、野鳥たちが遊びに来てくれます。
こちらのS様は野鳥がたくさん遊びに来ることを楽しみにしてくださっています。

シュウメイギク 秋の澄んだ空気にはこの色が映えます
S様邸では落ち葉も残し、なるべく自然に近い環境を目指しています。
その結果、庭に植えたコナラ、サルスベリ、モミジ、アラカシ、シロヤマブキ、ヤブデマリ、シマトネリコ(これは子供が多すぎて困りますが)の子供は当然のこと一人生えしています。
そして、野鳥の贈り物がそこかしこに生えて来ています。
先日確認したところでは、イスノキ、クス、マユミ、クチナシ、センリョウ、マンリョウ…
パイナップルセージは毎年元気
人間が植えたのでは不可能な場所から育っています。

ただ、これらをそのまま放置してはただのジャングルです。
そうならないように柔らかで、優しい空気を感じてもらえるように手を加えて行くのが「手入れ」です。

早速、手入れをしていると野鳥たちが遊びに来始めていました。