2010年10月24日日曜日

秋は忙しい

秋は忙しいです。
サンマは焼かないと・・・
冬に備えて薪も割らないと・・・。
オリーブも、
キンモクセイも、
銀杏も・・・

もちろん冬野菜の準備もあります。
でも季節と共に生活するのは楽しいです。

2010年10月15日金曜日

Aalto HouseとStudio Aalto

ドイツの仕事を終えたのは26日なのですが、前回も書いたようにチケットが取れずヘルシンキで2泊しました。
サウナで使用する白樺


ヘルシンキは2回目です。
以前もチケットの関係でイギリスにいく前に寄りました。

ヘルシンキは小さな街で一回行けばおおよその地理感覚はつかめます。
今回の目的はずばり、アルヴァ アアルトの自宅とスタジオを見学する為でした。

日本でも(というか日本で特にといったほうがいいでしょうか?)人気のフィンランド人建築家です。

公開はツアーのみなので丸々一日時間がないと見に行くことができません。


自宅とスタジオは歩ける距離にあり、スタジオが11時のみのツアー、自宅が1時からとなっていました。

ツアーといってもアアルト財団のスタッフが説明をしてくれ、その後は好きなだけ写真をとったり質問したりというラフなツアーです。



建築はもちろんですが、私はやはり彼の庭と建築の関係に興味があります。
建物ありき、という感じではなくこの敷地だからこそこの建築だという感触が好きです。

太陽光が大事な国、フィンランド。
出来る限り光が室内に入るように考えられていました。

壁が白くアール状になっているのはスタジオにより光を入れるため

スタジオ内部 



奥がスタジオ部分 この白壁でアールの形状が光を取り込みます
石はスレート

40年以上住んだ自宅の庭 石積みは花崗岩でした

自宅のアアルトの図面台 光が集中しています
上述の椅子からの眺め(座ってもいいのです)
アアルトが住んでいた頃は他に家も無く小川が見えたということです


日本の建築に影響を受けたというアアルト。そして伝統的に木の家を好むフィンランド人。
そんなところが日本人の好みに合うのでしょうか?


庭の奥に堆肥作りの為に落ち葉が集められていました


2010年10月11日月曜日

Faber-Castellと吉祥

図面を描くのはずっと手描きです。

今までも、これからも。

多分。


理由はHPにも載せてありますが、実は他にもあります。

私がそれこそイギリスの学校時代から使っているFaber-Castellのペン。



この描き心地がものすごく好きなのです。
線を引いている感触が気持ちがいいのです。

そしてインクが本当の黒でとてもきれい。
線自身もぱりっとしています。

他のメーカーのものやサインペン形式のものも試してみましたがFaber-Castellが一番です。

多分、図面を受け取られるお施主様は気がつかないことでしょうが他のペンで描くと線が「もたっ」とします。

彩色は吉祥の顔彩が好きです。
Faber-Castellの色鉛筆や水彩絵の具も試しましたが、色はやはり日本の色が一番しっくりきます。


実際の施工工事も好きですが、図面を描くのも私のとても楽しい時間です。

2010年10月5日火曜日

Rostockへ

タウンホール 何故かピンク
Rostockへ到着。

Rostockはハンザ同盟の中心の一つ都市でした。古い歴史を持つこの市ですが第二次世界大戦後旧東ドイツとなりました。その結果、ある程度の年齢の人々は英語を全く理解できません。教育の機会を得ることが無かった為です。日本という国のなかにいるとヨーロッパ人はみんなある程度英語を理解すると考えがちだと思いますが、そんなことはありません・・・。
マクドナルドはどこに行ってもあります。WiFiが使いたいと思い入りましたが使えませんでした。
何故かコーヒーよりカプチーノの方が安かった・・・



私自身は本当にものぐさで用事がない限り自宅から一歩も出たくないような人間です。
けれど、鏡がないと自分の顔は見えないように、こうして海外に出ると否が応でも、日本という国が見えてきます。





こちらは去年お世話になったKunzeさんご夫妻の庭に新しく鎮座していました。
自慢らしく、英語を全く話せない奥様が私をひっぱってきて見せてくれました。
雨は大丈夫なの?と思いましたがちゃんと屋根と真ん中の天板には金属がかぶせてありました。

これからは自分の時間が取れそうにないのでとりあえず、ガーデンセンターに向かい、今回のドイツのために日程変更したガーデニング講座の生徒さんたちへのお土産、球根類を買いにいきました。
去年も思いましたが正直いってイギリスのガーデンセンターよりドイツのほうが、おしゃれというかディスプレイが上手のような気がします・・・。








イギリスのガーデンセンターに行ったことがある方、いかがでしょう・・・



2010年10月1日金曜日

ドイツに行ってきました

20日から30日まで去年に続きドイツ、Rostock市に行ってきました。
(ご存じない方はGENIUS LOCI What's new23をご覧下さい)
正確には今年も連休と重なり、帰国のチケットが取れず、ヘルシンキで2泊しましたけど・・・。

日を追って今回の滞在をアップしていきます。


初日は去年共同生活をしたWolfgang&Kathrin邸に泊まりました。
彼らは古い住宅付き土地を購入し、家を直しながら、庭でWolgangは盆栽を、Kathrinは野菜を作って生活しています。


本当に静かで小さな村の外れにひっそりと暮らす彼らの生活はとてもシンプルですが贅沢な暮らしです。



向かって左がWlofgang,中央がKathrin,右がAlexander(英語が堪能なためお付きの人?状態)

Wolfgangは自分の人生で良かったことが二つある。
一つは盆栽に出会ったこと、もう一つはKathrinに出会ったことと言う名言をはきました。
本当に二人は幸せそうです。



冬が厳しく長いこの地域でこの暖炉が家中を暖めるそうです。















リビング 夜は当然中央のろうそくを灯します。窓右には庭で収穫したくるみを乾燥中


Artの域の豆類


短い夏に収穫した野菜や果物は酢漬けにして保存。結構な量です。
冬の間中で食べていきます。
日本で売っている物と比べると格段においしいです。


秋と春はこちらのオーブンを兼ねた暖炉?暖炉を兼ねたオーブンで暖をとります。
イギリスでも田舎の古い家では見かけます。
私も欲しいのですが日本では必要ないのですよね・・・。


Wolfgamgの盆栽達。元々artの教師だったWolgangの作る盆栽は独創的です。
彼の盆栽は彼自身という印象を受けます。
そう感想をいったらそれが彼の目指している所だとのこと
奥にみえる倉庫のまた奥が自宅。イギリス同様正面から庭は全く見えません。
日本の規模でいえばものすごく広い敷地です



Kathrinの野菜畑。Wolfgangの庭の反対側に位置します。
今年のドイツは冷夏でほとんどの野菜が良くなかったそう。


愛猫フォド。さすがドイツネコ。昨夜のハンバーグから出た脂をきれいに舐め尽くしました。
ドイツ北部は人もみんな大きいのですが、ネコもみんな大きいのです。骨格からして違います。多分8〜10キロくらいが標準?それでも全然太っていません。