2011年10月22日土曜日

チーズ

私は買い物に行くのが好きではないし、正直あまり時間がありません。
よって、インターネットでのお買い物は大好きです。

地方に住んでいても美味しいものを届けてくれます。

チーズもその一つ。





定期的にフェルミエというチーズ専門店から購入しています。
教えてくれたのは「アモリーノ」さん。

実は若い頃の私は好き嫌いが多く食べられないものが多かったのです。
刺身、肉の脂身、ピザ、炭酸系の飲み物、クリームソースetc・・・

まあ、今でも肉の脂身や炭酸を好んで食べている訳ではないのですが、ピザとクリームソースは好んでいます。

それこそイギリスにいく前は加熱する前のチーズは食べられたけど、加熱した匂いがダメで、クリームソースのパスタなんて憎んでいるほどでした・・・・。

けれどイギリスに住んでピザやクリームソースの美味しさに気がついてしまいました。
何が違うのか?簡単です。
チーズが違うのですよね。


輸入品のチーズやワインは確かにそんなに安いものではないのですが、やっぱり美味しい。
毎日食べたい訳ではないのですが、食べたいと思った時にないのは悲しい。


邪道かもしれませんが送料無料分まで購入してすぐ食べられない分は冷凍しています。

2011年10月10日月曜日

三河の恵み

早朝、山にいきました。
先日手入れに伺ったお宅で、管理ができないので切って欲しいと言われた松。

もう何年も前からの知り合いで?とても可哀想で切り倒す気持ちにはなれませんでした。
という訳で私が引き取り、山の畑に植えることにしました。

トラックに乗っているのが瀕死の松さま


2年ほど手を入れて無かったのでひん死の状態です。
今までにも瀕死の樹木を山の畑に連れて来ていますが、環境がとても良いので皆さん元気に回復されています。


しかし、早秋の山は美しい。(年中美しいと思っているのですけどね)


朝もやの中、ジョロウグモの巣が至るところに・・・。
景色に見とれているとうっかり巣を壊してしまいそうになります。



朝露が蜘蛛の巣にかかり芸術品のようです。
お供のらっし〜くんもハイテンション


一つ一つ違い、見とれてしまいます。

なんて優雅に蜘蛛の巣鑑賞をしている時間はありません。

午後からは幡豆の港へ。
古家付きの土地を購入されたK様邸の工事が始まることになり、古家に残り捨てられる運命のものを救出しに・・・


この日は十三夜。
海の景色も美しい。


三河は山もあり海もあります。
良い所です。

2011年10月5日水曜日

庭と生け花

先日、生まれて初めて生け花体験をしました。
京都の友人西尾さんが先生でした。


彼女の職業が花人とは知っていましたし、それこそ誰でも知っている様な場所のお花を生けている人です。
けれど仕事を通じて知り合った訳ではないので、会っても話をしたり飲んだりという関係でした。
彼女と久々に会う時間が取れそうだったのですが、その日はカナダ人女性にお花の教室をしないといけないとの返事。

夏に引っ越しをした彼女。
他の友人から良い家だよと聞いていたのでとっても見たい。
一緒にお花の教室に参加させてもらいました。







西尾さんもよくお花を生けているとちょっと庭もいじってと言われるそうですが、同じ植物を扱う仕事といっても庭と生け花は本当に立場が違うと実感しました。

庭での植物の扱いは自分の我を出さずにその場に適した植物を選ぶ事から始まります。
植物が気持ち良く育っていく事を見守る仕事です。
私としては植物の立場に立って、いかに植物が気持ち良いか、考える。
作りたい風景は頭にありますが、自分の好きな植物だけ選んでも美しい庭にはなりません。
環境をみて、作りたい景色を総合し、その中から適任者を捜し出します。
どれだけ自分の我を無くす事が出来るかが、気持ちよく美しい庭になる重要なポイントだと考えています。

生き物相手なので、思った通りにはいきません。
けれど、それが楽しい。


もっと知れば違ってくるのかも知れませんが、生け花はどれだけその瞬間に私情を入れられるかだと思います。
我を出さなくてはいけません。
今なら自分の感じる秋の景色をわずかな時間にわずかな空間に表現する・・・・




そして、それを見た人に秋を感じさせられるかが、花人の腕にかかっています。
アーティストです。

変わって私の仕事はゆっくりのんびり時間の経過や季節の移ろいを受け入れて見守る。
アーティストではありません。

花は思った通りに生けられませんでした。
西尾さん曰く、「みんな思い通りにならないのが嫌で習いにくるみたいやで」
私の感想は、思い通りにならなくていいや・・我を出すのは疲れる・・・