2012年11月18日日曜日

留守にします

11月19日から26日まで留守にします。

・・・インドにいってきます。
理由は・・・誘われたので。


実は私、大学の卒論でインド(歴史)について書いたのですがインドには足を踏み入れた事はありません。
(近代史ということもあって文献等は英語だったのもありますが←言い訳)


なので一度は訪れてみたい国だったのですが今までチャンスがありませんでした。



訪れる場所はラジャスタン州 プシュカル
年に一度、11月の満月の最終週に砂漠でラクダフェアーというお祭りが行われます。
何万頭というラクダが集結するようです。
そのラクダフェアーのスケッチにいく絵描きツアーに人が足りないという事でお誘いがありました。

これは09年に誘われた中国スケッチ旅行 


泊まるのは砂漠の中に立てられたテント!
とはいっても外国人向けなので電気、水道は完備のとのこと・・・・

またプシュカルはヒンドゥー教の三大神の一神、ブラフマーの聖地だそうです。
詳しくは知らないのですがブラフマーは仏教では梵天さまですよね。


行くのは私を含めて8人ですが、私以外の人たちの目的は絵を描く事。
私は毎日別行動で一人でうろうろできます。

ブラフマーの聖地でテントに泊まり、ラクダに会い、満月を望む。
なんかとても素敵じゃありませんか?

楽しみです



同じく上海 パーゴラの梁が竹です
砂漠でメールができるのかいってみないとわかりませんが、(アイルランドではWi Fiがあまり使えませんでした)一応チェックはします。

この期間には返信に遅れが出るかもしれませんがよろしくお願いいたします










2012年11月14日水曜日

庭の価値???

もう10年はお付き合いしている岡崎市のT様。
最初は私が作らせて頂いたお庭ではありません。

家を新築した際にちょこっと木を植えてもらい、そこからご主人の園芸熱が一気に加速。
ありとあらゆる気に入った植物を植えた結果、困った状態に・・・
いわゆる統一感のない庭になってしまっていました。

どうやってお知り合いになったか記憶が無いのですが、そこからここに合う植物と合わない植物を選び直し、要らないと判断された植物達は数件のお宅にお嫁入りさせてこれからという時に決まったT様の海外赴任でした



帰って来た時に家が森になっているようにと、立つ前にまた樹木を追加し(勇気ある決断ですよね)留守の間は管理もさせて頂きました。

そして3年の後、帰国されたのがもう4.5年になるでしょうか・・・

帰国後は手入れをせず過ぎた結果、ご夫婦の希望通り「森」になりました。
でも、これでは茂りすぎて南向きなのに日陰の庭です。
どんどん下草や芝生が枯れていきます


家がみえません・・・




久々に手入れに入らせて頂きました。
といっても背を小さくするのではなく、要らない枝を抜いていきます。
こういった手入れをした方が木の成長もゆっくりになり良い結果になっていきます。





奥様がジャングルだった庭に日が入るようになったとのお言葉


T様がいわれたとても印象に残っている言葉があります。

外構は家の総額の3割ほどの金額で、植栽はまたその中の3割ほどの金額だけど、外観の価値は等価ですね。
そう考えるとみんなもっと植栽に力をいれたほうが良いのに・・・・
家の価値が上がって見えるよね。


2012年11月4日日曜日

冬支度

いきなり寒くなってしまいました・・・
家の中でぶるぶるふるえています。


今日、給油をしにいったら灯油の前には車の列ができていました。
私もそろそろ買わないといけないかしらと考えながら給油を済ませ、家に戻りました。


そして、気がつきました。(毎年何かしら忘れています。ちなみに去年はコタツがある事を忘れて寒いよ〜寒いよ〜と過ごしていて思い出しました)


障子を入れてなかった!

そう家は昔ながら?のものが多いので夏は障子紙をはずして千本格子になっている戸にまだ障子紙を挟んでありませんでした。

わずか一枚の和紙ですが順番にいれていくと、どんどんすきま風が収まり部屋の冷気が減っていきます。
あ〜暖かい。
毎回のことですが昔の人の知恵ってすごいですね。

我が家では寒くなってくると、まず畳の上に敷いてあった網代の敷物を丸めます。来年の夏までお休みです。
その畳の上に夏は眠っていたギャッベを敷き、台所にはながーいキリムを敷きます。

そして、夏はあんなに憎んでいた太陽の位置がさがり部屋に光が入るようになると、恋しい日の光を室内にいれるべく麻の暖簾とすだれを外します。

その次に千本格子に障子紙を挟み冬支度はストーブと暖炉を残すのみになるのです。

障子紙作業完了 その奥の部屋にも画像のテーブルの片割れがいます


これらの一連の作業はまず重い重いテーブルを2枚動かす事から始まります。
そして、またギャッベの重い事。わずか2帖ほどの大きさなのですがずっしりと重い。
いつまでできるのかな?と考えながら作業をしています。
毎回思うほど、面倒で大変なのですが「ああ、冬がくるな」と一連の作業をしながら季節を感じられる瞬間でもあります。

そして、冬が去っていくとこの逆の順序で家を涼しくしていくのです。

季節ごとの私の仕事の一つです。