2012年3月27日火曜日

椿

梅の花が盛りを過ぎた頃、待っていたかのように椿が一斉に咲き出します。
(早咲きのワビスケ系は年内には咲き出していますけれど)

私は梅の花も大好きだけど、椿も大好きです。

梅もそうですが椿もそれはたくさんの品種があります。
日本ではもちろん、外国で品種改良されたものも数えきれません。

私が好きな椿は一重で小輪の椿たち。

というか花はどちらかと言えば全て一重の清楚なものが好みです。
色はもちろん白。

でも椿はあの濃い緑の照り葉に白い花よりも黒に近い赤が似合うように思います。



椿というと多くの人はいわゆるヤブツバキを想像すると思います
このあたりの山にはヤブツバキがよく這えていて山の中でみるととても美しい。

姿形は美人ですが色がちょっと明るい


椿は色がそれぞれ微妙に違ったり、花の開き方に名前が付けられているほど色々な品種に分けられています。

八重、いわゆる乙女椿


岡崎城は桜の名所なのですが、今の季節はそこかしこに椿がひっそりと咲いています。
椿は変異が多く、岡崎城の中でも多分植えられたのもと、自然交配で生まれたものが混在しています。
こちらは一重でも花弁がやや開く方


私は岡崎公園内の椿は全て確認しています。
どれが一番先に開花して、どんな色で、開き具合や開花時期もチェック済み。

それこそらっし〜くんと犬のように公園内の椿を確認しながら楽しんでいます。


我が家にも元々植わっていた椿以外に自分が植えた椿が7本。
やや大きいクロツバキを除けばみんな赤ちゃん。
通常の植木のように大きなサイズでは品種選びはできません。
大きくなるのをゆっくり待つのみ・・・

そうそう桜はこんな感じです
(桜も一番に開花する木は毎年同じです)


桜を見るついでで椿も探してみてください。
色っぽいですよ、椿って。

2012年3月2日金曜日

おじいさんは山へシバカリに・・・

山の畑に仮植えしてあった植木を掘りにいってきました。
この季節はまだヘビ(もちろんマムシも)の心配がないので山をウロウロするのにとても良い季節です。

どうしたって仕事の合間を縫って山の中を観察してしまいます。

そうそうシイタケもチェックしなければ。
以外と知らない人が多いのですがシイタケの季節って春と秋です



私の周りで野菜を作っている人は結構多いのですがシイタケ栽培をしている人は少ないので差し上げると喜ばれます。

採れたてをそのまま食べると味が濃くて美味しい


実は私自身は子供の頃に育ちすぎた直径20cmを超えるシイタケ達を毎日バター炒めにして食べさせられた経験から、そんなにシイタケさんに対して好意的ではありません・・・

でもコナラの原木にシイタケが顔を出している姿やそれらを収穫するのはとても好きです。




山の畑は環境がとても良く清水が湧き出て池になっている場所が数カ所あります。

・・・いました
カエルの卵。


こちらは起こしてしまったカエルですが卵とは別のカエルさん


前日の雨のお陰でコケは芸術的な美しさです



自然の作り出す美には勝てません


2012年2月27日月曜日

春見つけました

北の庭は自由な庭

自分の欲しい庭をつくるべく?ほとんど手を入れていません。

庭は本当に好きで好きで、何か手を出したくてうずうずしているのですが、何もやる事がありません・・・・

なので庭のなかをウロウロしては何もする事がないな・・・と思い部屋の中に戻る生活でした。

けれど、庭が動きはじめました。
そう 春が少しづつやって来ています


この冬は寒かったせいで梅の開花は周りと同じで数週間は遅かったのですが、ちらほら咲きはじめました。




元々植わっていた日本水仙は年末くらいから咲いていますが、西洋水仙はやっと葉が出てきました。



フキノトウも動いています

個体差が結構あります



畑ワサビはつぼみが・・・・


ミツバはまだ寒そうです


たまに冬は花がなくて寂しいと言われますが、じっくり観察すればいつだって楽しみは見つけられます

とはいってもやる事がないのは一緒なんですけど・・・

2012年2月20日月曜日

相手に任せる 任されるという事

先日、京都の友人と話をしていました。
彼女のご主人は板前さん。
よくは知らないのですが(聞いても忘れる)多分とても腕の良い職人さんみたいで、ずうっと懇意にしてくださっているご夫妻が東京から3日間その板前さんの食事を食べる為にくるそう(!)毎回その方達が来るとなるとご主人はどういった料理を出すかずう〜っと考えているらしいのです。

その時期の旬のもの、組み合わせ、本人たちの好み、etc・・・
板前と客との真剣勝負です

いかに満足してもらえるか、今度はどのような料理を出してくれるのか
満足できなければわざわざ東京から食事には来てくれません。
私はこういった勝負が好きです。
お互いが相手を信頼して更に良いものを追求していく・・・

だから?(ただめんどくさい?)ビュッフェ形式とかあまり好きではありません。
ビュッフェは誰が食べるのか考えずに作られた料理です。
そして自分で好きなものを選んで見栄えの良くないプレートになるのは、悲しいのです。
料理は美しくあるべきだと思いますし、組み合わせも大事です。

信頼できる料理人の作る料理は相手のことを思って作られているはずです。
まさに職人仕事です。


私が自分で仕事を始めた時に考えた事は「プレタポルテではなくオートクチュールを作る」ということでした。
決して値段という意味ではなく、それぞれのニーズにあった庭を時間がかかっても依頼主が想像以上の仕上がりと感じて頂ける仕事をするということです。



相手のご要望をきちんと聞き、私の中で消化して相手の望む事をそれ以上の形にしていく事がものすごく楽しいし緊張感があります。


全て相手の言う通りにしたのではお金を頂く価値がありません。
私は庭をつくるのが職業なのですから、相手の想像以上の事をしていきたい。

リフォーム前の様子



現在、リフォーム中の岡崎市のA様邸。
本当は去年中に終わる予定でしたが、実際スタートできたのが今年に入ってからという本当に申し訳ない現場です。
ご要望はお聞きしましたが、「森の雰囲気」というくらいでした。
何度もお話をして先方の考える「森の雰囲気」を考えてリフォームも中盤に入りました。

何しろお忙しい方たちなのでほとんどお会いできませんが、先日久々にお話をしたところ、「こんな風になるのなら、もっと早くやってもらえば良かった。母が10年寝たきりだったから」といわれました。
そう、庭はお母様が寝ていた部屋から一望できるのです。

このような一言を頂けると心からこの仕事をしている喜びを感じます。

相手に任せるのは勇気がいります。
そして任されるという事は決められた事を行うよりずっと責任が出てきます。

私なりの真剣勝負です。

2012年2月5日日曜日

時がかかるから・・・

私は着物が好きです。
一時は現場に行かない日は必ず着ていたほど。


でも、例の集中豪雨で着物が一枚も残らず流されてから憑き物が落ちたように着物から離れていました。

それでも、何やかと着物を頂き、既に箪笥一竿には入りきらない状態に・・・
そして昨年からお茶とお香を習い始めたお陰でまた着物が短近になりました。

別に洋服で行っても問題ないのですがやはり所作が着物を前提としているので着物を着てお稽古をした方が覚えやすいのです。

以前の着物はアンティークの大胆な柄やあの独特の絹の感じが好きで古いものばかりでしたが、頂いた着物達はそりゃお古ですが、お稽古にぴったりのいわゆる色無地や小紋、紬など・・・
以前はこんな感じ



あれやこれやと合わせて着ていますが、どうしたって頂き物なので着物と帯が合わないことも多々あります。
新品の着物や帯などそうそう誂えられる訳がないのでオークションなどで中古着物や帯をチェックしています。

着ていく場所はお香とお茶なのでどうしてもそこに合ったものに目がいきます。
すると以前は大好きだった着物よりどうしても地味なものに目がいきます。
派手な柄の着物だと帯が難しい・・・
やっぱり着物は色無地かそれに近い柄が目立たないものを選び、帯で決めた方がかっこいい。

お茶で一緒の遊狐草舎のAちゃんは家業が西陣の織元さんだけあっていつも素敵な着こなしです。(良いものを着ているという事も大きいでしょうけど)


たまに年をとるのがやだな〜と耳にする事がありますが、私は違います。
若い子の着物も初々しいけれど、着物は年齢を重ねた方が似合うと思います。
しっとり感があるというか、絹の柔らかさと年齢なりの落ち着きが重なるというか・・・
(まあ、着慣れていないと一緒ですけども)

お香でたまにご一緒になる70歳代くらいのお茶の先生。
それはそれは粋に着物をお召しになっています。
とても美しく品があり、着物が既に体の一部のようです。
あの雰囲気は若い子には出せません。

樹木だってそうだと思います。
若木は勢いはあるけど趣が足りない。

その土地で風雪に耐え、時間を掛け、風情が醸し出されるようになる。


庭も人もそのように成長していきたいものです。

2012年1月21日土曜日

冬の相棒

暖炉も3年目を迎えました。
最初は訳もわからず、ただ燃やしていました。
燃やすものは事務所を直す為に出た材木や剪定時に出た木々。
人々に薪にはナラやサクラがいいよといわれても「そうか」と思いましたが実感はありませんでした。




そして、今年しみじみ思います。
コナラは燃やすのに良い木だ。
そして庭木としても大好きな種類です。

コナラは堅木なので温度が低いと中々火がつきません。
その代わり温度が上がっている時に投入しても燃え尽きるのに時間がかかります。
反対に温度が低くても燃える種類は温度が上がっている時に入れるとあっという間に燃え尽きてしまいます。

薪ストーブなら火さえついてしまえば薪を適当に入れるだけで綺麗に燃焼してくれます。
けれども、暖炉の場合常に火力を観察して薪の種類や置く場所や向きを考えて置かないと火力がガクッと下がってしまいます。
その上灰が飛び散ります。
コナラや仕事で役目を終えた支柱などが交互においてあります。
暖炉の部屋は石の床なのでそのまま積んであります


車で例えるなら、オートマチックとミッションの違いでしょうか?
もちろん私の車はミッションでしかも、私はミッションの運転が大好きです。

ミッション車は移動の道具ではなく、相棒です。
という訳で暖炉も暖をとる為の道具ではなく、冬の相棒です。

説明のように相棒は残念ながら朝起きてボタンを押せば暖かい温度を持続なんて事はしてくれません。
頻繁に手を貸さないと機嫌を損ねます。



けれど、今日の様な雨の日に暖炉を眺めながら薪を足したり、火加減を見ながらぼけ〜っとして、火の燃えるパチ、パチッという音を聞きながら火の側で過ごしていると本当に心も体も休まります。





2012年1月17日火曜日

柑橘類

台所(キッチンより響きが良いですね)では柑橘類が豊富です。

ミカン、レモン、ユズ、夏みかん


全て頂き物です。
夏みかんはこれでも4家庭に10個以上づつ差し上げての数です。

剪定に伺った際に剪定した枝から採ってきたのと、知り合いの家の夏みかんの巨木が強風で倒れたということで頂きました。
総数100個は軽く超えていたと思います。


ミカンは普通に食べるとしても、ゆずや夏みかんは限界があります・・・
周りの人に差し上げる際にはマーマレード作ったら頂戴ね〜と軽くいっていました。

私、料理は好きですが甘いものをつくるのは好んでいませんでした。
だって、自分があまり食べないから・・・

でも気がつきました。(なんでも気がつくのが遅いのです)
今は毎日カスピ海ヨーグルト食べるのに蜂蜜入れている自分に・・・

カスピ海ヨーグルトになる前はダノンヨーグルトだったので蜂蜜やジャムはほとんど消費しなかったのでうっかりしていました。
カスピ海ヨーグルトのために今は数種類のジャムや蜂蜜を買い込み毎日日替わりで食べているのです。
自分でも作ることにしました。

とりあえず頂いた順番からと、ゆずをユズ蜂蜜とユズジャムに・・・
左がユズジャム、右がユズ蜂蜜


レモンはレモンカードを作る予定です。


レモンカードは大好きなのですが日本ではあまり見かけません。


夏みかんはやっぱりマーマレードでしょうか?


冬の寒い、けれどよく晴れた日の柑橘類が庭になっているのってビジュアル的にとても美しいと思います。
その姿見たさに?私の北の庭でも、レモン、ミカン、バンペイユ、日向夏が植えてあります。