2016年2月6日土曜日

冬枯れ

未だ、落葉樹たちはお休み中です。
もうすぐやってくる芽吹きためにスヤスヤと気持ち良く寝ています。

私はそんな冬枯れの風景がとても好きです。
冬の落葉樹の樹形や枝振りを見ていると気持ちが安らぎます。

もちろん、下草では常緑で常に頑張っている者たちだっていますから、全く枯れ野原というわけではありません。

このような楽しみはマニアさん(私)みたいな楽しみ方か?と思っていました。
けれども、この数ヶ月で二件のお客様から同じようなお言葉をいただきました。

一件は昨年ブログ21年目?!に書いたE家ご主人。

7月に住宅が完成したのち、11月まで待っていただき植栽工事に伺いました。
ほとんどがお任せだったので、好きなように(私がそこの住人だったらこの景色が欲しいという景色を作らせて)植えさせてもらいました。
むふふ。想像以上に喜んでいただきました。

E家植栽工事中男子集合
今は植えたばっかりで寂しいけれど、春になると良くなると思いますよとの私の発言に、

「いやいや。今でも十分良いよ!」

なんと嬉しいお言葉。
けれど、彼は建築士だからな〜
と謙虚に?受け止めていた私です。


そして、先日。
また、長い間お待ち頂いたみよし市のNさま邸。
Nさま邸にぴったりくる樹木が中々見つからず半年以上(お話を頂いてからは1年以上)待っていただいておりました。
樹種を変更してこれなら!という樹形が見つかり、植栽工事へ。

工事終了後に「自分で言うのもおかしな話ですが、春が来て芽吹くときっとすごく素敵になりますよ」と私。

奥様は「いえいえ。今でもこれらの枝の重なり方見ているだけで素敵です」


嬉しい……。
私には芽吹いた時の景色が見えています。
お客様は多分見えていません。
それでも、今のままでも美しいと言ってくださる。

感謝です。
お互いに気持ち良く、幸せになれる。



工事終了後 リビングからの景色はまたそのうち



春が楽しみです


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