2026年11月2日月曜日

アイルランド

 例年のアイルランドから帰国して1ヶ月半。

調べてみたら9回目のアイルランドでした。

色々知らない土地に行ってみたい人もいると思いますが、私は気に入った場所に何度も訪れたいタイプです。


小学生の頃にテレビで見たアラン諸島のドキュメンタリー番組。

当時でも古いドキュメンタリーで白黒だった記憶あります。

土壌の無い島で島民たちは海から昆布を取ってきては石の土地に蒔き長い年月をかけて土壌に変えて行く....。

その場面がとても印象的でずっと記憶に残っていました。

そして、中学生の頃には北アイルランド紛争で連日その様子がテレビに映し出されており、同じ人種間で何故戦うのだろうと疑問を抱いていました。

その後私はガーデンデザインを学ぶためにイギリスに留学しイギリスの田園地帯に惚れ込みイギリス大好き人間になりました。

ある時、村上春樹の『僕らの言葉がウイスキーであったなら』を読んでアイルランドはイギリスより緑が濃いと書いてありました。



イギリスより濃い緑?行ってみたいな、と思うようになりました。

初アイルランドは2012年。


2012年の目玉はガララス礼拝堂


その時は主に南西部を巡りアラン諸島へのフェリーが出ている港付近でここからアランに行けるんだ....と思いながらスルーしました。

この旅でアイルランド人の親切さ、古い遺跡の数々がとても気に入りました。

次のチャンスは5年後の2017年、アラン諸島に初上陸。

その時はアランに行きたいと考えて色々検索していたら、ちょうど私が滞在している時にアラン諸島で一番面積の小さな島「inis oirr」イニッシアで石のフェスティバルが開催されるという情報を見つけて申し込みました。




(2008年に私はイギリスでDry Stone Walling Association で石積みの資格を取得済み)

アラン諸島は3つの島から成り、一番有名で観光客がたくさん訪れるのはイニッシュモアと呼ばれる一番大きな島。

石の島アラン諸島は想像以上に美しく毎年行っている今でさえ毎年感動しています。

けれど、あの時フェスティバルを見つけ、参加してなかったら恐らくイニッシュモアに行って感動して帰って来ても毎年アイルランドに行っていないのでは?と思います。


石のフェスティバルは、石積み、石の彫刻、島のスケッチと3つのワークショップがあり、木曜日の夕方から始まり、日曜日の午後に終了します。

9時から16時までワークショップがあり、私は石積みです。

(彫り物にも興味があるのですが、一人で黙々と作業するよりみんなで石積みのが楽しくて)

プロフェッショナルもいれば趣味の人、初めて石に触る人も協力して積んでいきます。

競い合うのではなく、みんなで協力し合いながらの石積みの楽しい事❤️❤️

もちろん、毎年積む石積みは島に残っていきます。

その後18時から1時間半ほど島内のホールで色々な石に関するレクチャーがあります。(参加は自由です)

昼食は参加費に含まれたランチのバウチャーが配られみんな同じパブで。

島には3つのパブがあり大体みんなが夜行くパブは決まっており、仕事の後?はそこで飲んでおしゃべり!

なんて楽しいの!!!



とは言っても初参加の時は誰一人知らない訳でしたが、アイリッシュは元々とてもフレンドリーなのでいろんな人が話しかけてくれました。

その時に出会った人たちが本当に素晴らしく、素晴らしいイニッシアの景色同様に毎年会いたいと思わせてくれます。

アイルランド人はもちろん、アメリカ人、オーストリア人で必ず参加する人たちがいます。

今では私もその一人になりました。

本人たちはフェスティバルに参加しなくても家に滞在させて貰える友人も出来ました。

彼らと過ごす時間のまた楽しいこと。

人種は違えど、話が合うってこういう事なんだなあと毎年噛み締めています。



そう、アイルランドに毎年行くのはイニッシアでの時間とその後に友人と過ごす時間が楽しい。

普通に考える旅行とは少し違うかもしれません。

アイルランドに年一回帰る感じでしょうか?



子供の頃アランのドキュメンタリーを見、北アイルランド紛争を心に留め(先日同級生にこの話をしたら、???という感じでした。(一番仲の良い友人は北アイルランド出身で子供の頃の話をしてくれますが、私も記憶があるのでより共感できます)

スティーブ ジョブスも点と点が繋がって線になったと言っていました。



それを自分でも感じています。

世の中に無駄なことはないのですね。気がつくか気がつかないか....。




もちろん来年も行く予定です。





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