2011年11月11日金曜日

来客

来客がありました。
我が家の元持ち主のKさんご夫妻と娘さん。

奥様が山形で育てた食用菊を持って来てくださいました
今までも書いていますが、私の住んでいるのは古家です。

旧事務所は岡崎市の豪雨によって全壊しました。
急遽安い賃貸一件家を探しましたが、予算は月3万円。
簡単に見つかるはずは無いと思っていました。

ところが偶然近くで売りに出た住宅があると不動産屋さんから連絡が。
Kさんはずっと前に市内の別の場所に引っ越し、人に貸していたそうですが、今度は売りたいとの事でした。

金額は相場の半額近く。
理由は壊れそうな古家がついているのでこれを壊す代金を分を引いたのと敷地が細長く使い勝手が悪い土地だからとの事でした。

見せてもらった私は一目で気に入りました。
理由は外から見えない主庭が広い、中庭もある。
家は今までも人が住んでいたのですから、そのままでも住めるし、家の広さが私が欲しいと思っていた大きさぴったりでした。

不都合な部分はもちろんありましたが、直せば済むことです。
何しろ立て直す財力はありませんから・・・。

Kさんはこんなぼろぼろの家に本当に住むの?
と聞かれましたし、不動産屋さんもこの土地は杉浦さん以外は欲しがらない条件の悪い土地ですよと言われました。

けれど、この古家は私の家になりました。

家には昔の家具などが残っており、Kさんが「処分します」というのを自分が気に入ったものは残してもらっての引き渡しでした。

直したら、Kさんに見てもらいたいと思っていましたが、風の噂でKさん山形県に移住してしまったとのこと。
残念だと思っていたら、3年ぶりにそのKさんから電話が入りました。
岡崎市内の住宅は娘さんが住み、いま岡崎に戻ってきているということでした。

娘さんが私の家の前を偶然通ったらものすごく変わっているので、家の中がどう変わったかみたいとの事でした。

当日は、我が家は撮影大会の様相。

変わった部分と変わらない部分。
ご好意で残してもらい今も現役の家具達。

とても喜んでもらいました。
私もとても嬉しかったです。

ある意味では前持ち主のKさんたちに一番見てもらいかった私です。

教えてもらった通りにホウレンソウとのおひたし
庭の柿も、早いうちは渋いのですが、完熟すると渋が抜けます。

Kさんに甘くなった柿を食べてもらいました。
「知らなかった」とほおばるKさん。
柿も喜んでいるはずです。

住み継ぐ家と庭。
良くないですか?

2 件のコメント:

  1. とっても良いです。
    私も行って実感しました。

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  2. 古い家は人工的な素材がありません。
    それに沿って私も直した部分は人工的なものは使用しませんでした。

    だから人はリラックスできるのかしら???

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